コラム

新聞広告の価値 再発見

【新聞広告の使い方】(1)より深く、わかりやすく伝える

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ワイド版新聞、情報拡散に効果

通常紙面の2~4倍など大型サイズの広告紙面をエリア限定で展開する広告手法も広がっている。インパクトを重視し話題化を図りたい時などに多く使われている。

アイドルグループAKB48の32枚目のシングルを歌うメンバーを決める「第5回AKB48選抜総選挙」(2013年6月8日開票)。開票の模様を生中継するフジテレビジョンは前日の7日、特番を告知するエリア広告を朝日新聞で実施した。4ページ分を横につなげた「パノラマワイド」を使い、AKB48の主力メンバーである大島優子、渡辺麻友、島崎遥香の全身写真を大きくあしらった3パターンをランダムに折り込んだ。新聞は掲載日の朝の番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)でも紹介され、そこからも話題が広がった。

フジテレビはこのほか、7月~9月のドラマの開始に合わせたキャンペーン広告でもパノラマワイドを使った。「救命病棟24時」や「ショムニ」など、今クールのドラマの主人公をあしらったポスター風の広告を5種類配布した。

ほかにも、日本コカ・コーラが6月に実施した「コカ・コーラ ゼロ」と人気グループEXILE(エグザイル)とのコラボレーションキャンペーンの一環で、朝日新聞と読売新聞の一部地域でワイド版の広告を折り込んだ。広告紙面は増刷してフェイスブック上でプレゼント企画を行い話題の拡散を図ったほか、流通店対策ツールとしても二次利用した。ほかにも、JRA(日本中央競馬会)が競馬のG1レース「日本ダービー」(5月26日)の開催前日、開催地の東京競馬場(東京都府中市)周辺エリアで展開している。

こうした「パノラマワイド」「メガ新聞」などと言われる大型広告の活用拡大は近年の特徴のひとつと言える。背景にあるのは、キャンペーンの開始時など話題性の喚起に新聞を活用しようとの考えがありそうだ。大きさでインパクトがあり、ツイッターやフェイスブックなどを使った拡散が見込めることもポイント。新聞折込広告は販売店単位でエリアを細かく絞り込めることもメリットで、予算に合わせて配布地域を選ぶことができるなどの特長がある。


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