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「1984」ほか伝説の広告追う秘蔵映画一般公開へ

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米アップル「1984」「Think Different.」、ナイキ「JUST DO IT」など、伝説の広告を手がけたクリエイターの素顔に迫るドキュメンタリー映画「ART&COPY」特別日本語字幕版が17日、日本で一般公開される。

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世界三大国際広告賞のひとつ「ONE SHOW」運営のONE CLUB(本部=ニューヨーク)が制作し、2009年サンダンス映画祭などで披露された作品。日本ではこれまで、全日本シーエム放送連盟のイベントや、電通有志による社内上映のほかは、公開されていなかった。イベント「SOCIAL MEDIA WEEK」の一環で上映は一日限り、会場は講談社・本館講堂。

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上映後は、NTTドコモ「森の木琴」やメニコン「Miru」を手がけた原野守弘さんと、「Sound of Honda – Ayrton Senna 1989」ほか本田技研工業「Honda Internavi」のクリエイティブディレクター、クリエイティブ・テクノロジストを務めた電通の菅野薫さんが対談する。

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リー・クロウさん。サーファーであり、TBWAワールドワイドのチーフ・クリエイティブ・オフィサー。撮影当時は南カリフォルニアのビーチに。米アップルの広告には、テレビCM「1984」から長く携わっている。<Credit: Phillip Badger>

出演するのは、TBWAワールドワイドのリー・クロウ、ワイデン+ケネディのダン・ワイデンやデイビッド・ケネディ、Goodby,Silverstein & Partnersのジェフ・グッビーとリッチ・シルバースタインほか、レーガン大統領の再選キャンペーンテレビCMで世を席巻したハル・ライニーや、「I Love NY.」でも知られる米広告業界初の女性社長メアリー・ウェルズ、ウェンディーズ「Where’s the beef?」のクリフ・フリーマンなど、そうそうたる顔ぶれ。

今回、登壇する原野さんが電通の仲介を経てONE CLUBと交渉、日の目を見ることとなった。

「日本の “ 広告 ” と世界の “ Advertising ” は、似て非なるものです。海外で評価されるには、“ Advertising ” の歴史、文脈を知っていることが不可欠。そのいい教材となる映画なので、いつか公開の機会を得られたらと思っていました」と原野さんは語る。

監督はダグ・プレイ。ニルヴァーナなどグランジシーンを追った映画「ハイプ!」やヒップホップDJの歴史、スタイルなどを描いた映画「SCRATCH」を手がけている。

ダン・ワイデンさん。「JUST DO IT」が生まれたのは、ナイキ創業者が「やあ、私はフィル・ナイトだ。ところで私は広告なんざ信じちゃいない」とオフィスを訪れてから間もないことだった。<写真は本編から>

デイビッド・ケネディさん。ワイデン+ケネディの高名な哲学「Fail Harder」(恐れず逃げず、より激しく失敗して学べ)と記されたボードの前で。<写真は本編から>