鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)【前回のコラム】「コンテンツとメディアをめぐる ” 冷やし中華はじめました ″――「ネイティブアド」」はこちら
オンラインとオフラインをつなげる「O2O」
デジタルマーケティングの用語の概念は少なからずデジタルの世界だけでなく、現実の世界も変えていきます。そのことが最も実感できるのは消費者との距離が近い業界です。メディアはもちろんですが、その意味ではメーカーよりも流通企業がもっとも影響を受けています。
日本ではその流通での変化をO2Oという言葉で言い表します。これはオンライントゥオフラインの略語で、オンラインからオフラインへの行動を促す施策を指しますが、その逆でオフからオンへの意味でも使うことがありますので、要はデジタルとリアルをどうつなげるかというマーケティングの考え方を示しています。
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「そんなものは昔からあるよ」と言う声が聞こえそうですが、O2Oという言葉はなぜか日本で流行っていて、欧米ではあまり聞かれません。欧米ではむしろオムニチャネルという言葉を使います。ただしO2Oは広い業種で使いますが、オムニチャネルは流通企業に特有のマーケティング用語のようです。この言葉をもとにオフラインとオンラインの関係を考えていきましょう。
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オムニはマルチの延長ではない
オムニチャネルの前に、よく使われていたのはマルチチャネルという言葉です。これは流通で言えばリアル店舗以外にインターネット上の流通であるEコマースを別のチャネルで展開するような、マルチ=複数のチャネルを持つという意味です。
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デジタルマーケティング用語辞典
■朝火英樹(ソフトバンクモバイル マーケティング・コミュニケーション本部 Webコミュニケーション部 担当部長)
1990年 国内メーカ入社。インターネットプロバイダ事業部門や全社統括するマーケティング・コミュニケーション部門を経て、2012年10月ソフトバンクモバイルに入社。現在、ソフトバンクモバイルのマーケティング・コミュニケーション部門にてWebを軸としたマーケティング業務を推進。日本アドバタイザーズ協会(JAA)デジタルメディア委員会 委員長。ネットPR「ニューズ・ツー・ユー」ユーザー会 会長。
■鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)
1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。
■朝火英樹(ソフトバンクモバイル マーケティング・コミュニケーション本部 Webコミュニケーション部 担当部長)
1990年 国内メーカ入社。インターネットプロバイダ事業部門や全社統括するマーケティング・コミュニケーション部門を経て、2012年10月ソフトバンクモバイルに入社。現在、ソフトバンクモバイルのマーケティング・コミュニケーション部門にてWebを軸としたマーケティング業務を推進。日本アドバタイザーズ協会(JAA)デジタルメディア委員会 委員長。ネットPR「ニューズ・ツー・ユー」ユーザー会 会長。
■鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)
1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。
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