サンフランシスコを本拠地とするMekanismは、元々はマイクロソフトやセガをクライアントに持つ制作会社だった。現在は戦略立案からクリエイティブまでを一貫して手がける広告会社として、ペプシコやGE、ディズニーの映画部門などをクライアントとしている。ペプシコとの関係は2010年、清涼飲料ブランド「Brisk」からスタートし、2012年末にはメインブランドのコミュニケーションも手がけるようになった。
こうした小規模なエージェンシーがメジャーブランドにおいて重要な役割を担うようになった理由としては、フットワークが軽く、クライアントの要望にスピーディーに応えられること、そして一般的に、大手に比べて費用を抑えられることが挙げられるだろう。
また近年、広告主企業側の動きとして、発注先を1社に限定せず、複数のエージェンシーに分散させる傾向が見られる。
ペプシコはその典型で、かつてはTBWA\Chiat\Dayの1社集中だったのが、現在はMekanism、Pitch、そしてコメディ動画制作に強みを持つFunny or Dieをメインブランドにおけるコミュニケーションパートナーとしている。
マーケティングコンサルティング会社 Avidan StrategiesのAvi Dan氏は、「他にも多くの案件が、複数のエージェンシー間で分割されつつある。実際にそうなれば、小規模なエージェンシーにも大手と同様、あるいはそれ以上のチャンスがある」と説明する。
また、オンラインチャネルが爆発的に増加し、顧客接点としての重要度を増していることを背景に、マーケターはより多くのコンテンツを必要とするようになっている。
それが、フットワークの軽い小さなエージェンシーにとって新たなチャンスになると、マーケティングコンサルティング会社 Roth Observatory InternationalのCasey Burnett氏は話す。
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