アイデア生み出す「ドラえもん会議室」も ADKが虎ノ門の新オフィス公開

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アサツー ディ・ケイ(ADK)は12日、16日から営業開始する「虎ノ門ヒルズ森タワー」(東京都港区虎ノ門)の新本社オフィスをメディア向けに公開した。社内コミュニケーションを活性化させ、斬新なアイデアが生まれるオフィス空間を目指している。

13階のエントランス。受付やカフェ、会議室、社員向けのビジネスサポートセンターなどを設け、他の4フロアを執務スペースに充てている

52階建てのビルの5フロア(11階~15階)を占める5000坪のオフィスで、約1700人の従業員が勤務する。一部社員を除き、部門内で固定の座席を設けない「グループアドレス」を導入したほか、気分を変えてアイデアを出すためのユニークな会議室やプレゼンテーションルームを設けた。IT活用でペーパーレスを進めていくとしている。

オフィスのデザインコンセプト「ADKパワーアイデアキャンプ」の象徴とも言えるのが会議室だ。同社が版権元でもある人気アニメ「ドラえもん」の世界観を演出した12席の「ドラえもん会議室」は、「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」の内装を手掛けた藤子プロと乃村工藝社に製作を依頼した。


アニメの世界観と遊び心を取り入れた「ドラえもん会議室」

このほか、靴を脱いで上がる和室風の会議室や、アウトドア風の会議室、劇場風のプレゼンテーションルームなどを設けた。

ADKは、2002年に都内に分散していたオフィスを中央区築地の「ADK松竹スクエア」に統合した。2012年に契約が満了するのに伴い、契約を2年延長するとともに新しいオフィスを探したという。

「『縦長』から『横広』へ」(コーポレート本部の勝村良一本部長)と表現するように、1フロア1000坪というフロア面積の広さが「虎ノ門ヒルズ森タワー」を選んだ理由のひとつ。従来のオフィスは4階から18階にわたっていたこともあり、フロア間の交流が生まれにくかった。移転準備に際し、年代ごとにグループインタビューで要望を募ったところ、あらゆる世代から「社内コミュニケーション不足」が挙がったという。

一方、オフィスの使用効率を高めフロア面積を従来の7000坪から5000坪へと大幅に減らした。トータルの賃料は「以前とほぼ変わらない」としている。

ADKは昨年3月就任した植野伸一社長による中期経営計画で、「消費者を動かす」を意味し購買までをサポートする「コンシューマー・アクティベーション・カンパニー」を目指すと掲げている。今回の移転も新経営体制による取り組みの一環と位置付け、併せて2002年から使用していたロゴもリニューアルした。

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