各サービスが続々と広告宣伝で会員を拡大
これらのサービスの拡大は広告の効果によって飛躍的に加速している。各社の発表や筆者の推測によると、スマートフォンネイティブ系のダウンロード数はここに来て飛躍的に伸びてきている。各社が独自に広告やマーケティングを行っていることもさることながら、各社の競争によってカテゴリーとして認識されてきた、あるいはユーザーが自分に合ったサービスを選べるということがその要因ではないだろうか?
この流れを作ったのはグノシー(Gunosy)。3月15日からニュースアプリとして初めてテレビCMキャンペーンを展開した。CMキャラクターは国民的ヒーロー「ウルトラマン」で「3分で旬のニュースをまとめ読み」という内容を訴求した。同社は現在他のCM素材を流して「雑談力をあげよう」というポイントを訴求してきている。
また、マクロミル社が出資するグライダーアソシエイツが運営するキュレーションマガジンAntenna[アンテナ]は、モデルのローラを起用したテレビCMを5月21日から放映している。
もうご覧になった方もいらっしゃるかもしれないが、8月1日に一風変わったテレビCMが始まった。このCMでは「相撲とニュースではなくスマートニュース」とサービス名を普及させるために連呼しており、「400万ダウンロード突破」と謳っている。
今後も拡大し続ける市場、サービスなのか?
このように急成長を遂げているニュースキュレーションアプリであるが、今後もこの成長は持続するのであろうか?筆者は大きな流れで全体を見れば成長をするが今後競争は激しくなってくるとみている。その理由は以下の理由によるものであると考えている。
•各方面から流入する資金
•コンテンツは生成する必要が無いビジネスモデル
•ユーザー動向を分析するためのデータ整備とアルゴリズムの進化
•ネイティブアド市場の発達
こちらについては次回の記事で詳しく検証したい。
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