【前回のコラム】「各地の広告協会から〔1〕(北海道~長野)」はこちら
広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、名古屋市で開かれ、62回の歴史で過去最大の1600人が来場しました。主催は広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)です。この企画は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で、名古屋大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。
全日本広告連盟は全国37の地域広告協会で構成されます。広告協会は広告主、広告業、媒体社ら地域広告界の主要構成員が会員となり、広告賞ほか顕彰制度や懇親など、それぞれ地域に根ざした活動を展開しています。全37の広告協会のいまの取り組みや、地域経済・広告界の動きを紹介します。
【山梨】甲州弁に注目も
昨年の富士山世界文化遺産登録、国民文化祭などの大きなトピックもなく、やや元気のなかった山梨にも、少しずつ明るい話題が出てきている。
NHK「花子とアン」の舞台・山梨や甲州弁への関心が高まる中、6月28日に圏央道の区間開通で中央道と東名高速が結ばれ、甲府-横浜港間が約30分短縮されたことで、物流の活性化などに期待が高まっている。夏には山梨県立美術館で「生誕200年ミレー展」も開催。ヴァンフォーレ甲府も2季連続J1で奮闘しており、広告活動を通じて首都圏からの観光客を増やしつつ、山梨経済を「こぴっと(しっかり)」したものにしたい。(山梨広告協会)
【富山】優れたクリエイティブ顕彰

第21回とやまクリエーター大賞受賞の北陸銀行の広告に使われたイラスト
優れた創作活動を行った広告制作者や、企画の立案・実施者を顕彰する「とやまクリエーター大賞」(全広連協賛)は、今年度で22回目を迎えます。広告活動が地域の活性化に貢献している好例として、毎年、賀詞交歓会の場で表彰しています。