広告世界大手アバスとユニバーサルミュージック(UMG)は6日、UMG所属ミュージシャンの楽曲やチケット、グッズ販売で得たデータなどを解析し、企業のマーケティングや広告活動に生かすとして、両社の提携を発表した。UMGはデータ提供をミュージシャンらの新たな収益源に育てる考え。
データは、テレビやラジオ、インターネットを介したストリーミング配信の聴取データ、ソーシャルメディア上のファンとの交流などからも集める。これをアバスの持つ消費者行動データと統合し、広告主企業の顧客を引きつける音楽ジャンルやミュージシャンを探ったり、商品のターゲットとなる消費者を選ぶのに用いるという。
アバスの2013年度売上高は2510億7700万円(17億7200万ユーロ)で、電通に次ぐ世界第6位。創業は1879年、本社はパリにある。
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