コラム

私家版・「通販コピー塾」

ネット通販における「売り場のコンテンツ化」とは?

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閲覧者は、フィットネス道具を探しているわけですから、たくさんの商品ラインナップが現れればひとまず満足するでしょう。商品の説明もあるわけですから、他の商品と比較しながら自分の欲しい商品を絞り込んでいくでしょう。
しかし、これが販売目的ではない一般の情報サイトの「フィットネス特集」ならどうでしょう?   おすすめ商品と同時に、マッチョなインストラクターが効果的なトレーニング方法をレクチャーしたり、モニターを使って3ヶ月後のビフォアー&アフターを紹介したりと、単なる商品説明に終わらず、読み手に「ヘェ〜」とか「ナルホド!」と思わせる、その先の要素が必ず盛り込まれているはずです。情報サイトにとっての「商品」は、いわば情報自体であり、「読む」ことに価値を伴わせないとならないからです。情報の価値は、閲覧者を楽しませる、考えさせる、感動させる、びっくりさせる、学ばせる…など、さまざまですが、いずれの場合も、まずは読み手の脳に「刺激」が与えられることから始まるのです。

あなたは通勤電車の中で何をする派でしょうか?  本を読む。実用書にせよ小説にせよ頭を使いますよね。スマホで「ヤフトピ」をチェックする。これも、新しい知識を得るという刺激です。中吊りには週刊誌の広告があります。内容の真偽はさておき想像を掻き立て、読んでみたいという見出しが並んでいます。車内のドア上では、動く掲示板が「まめ知識」をクイズ形式で流しています。退屈しのぎに頭の体操をどうぞ、というわけです。これも立派なコンテンツです。難しい設問はありませんが、つい、答えを待ってしまいますよね。これらの情報の内容や形式は、退屈な時間を紛らすために、見る側、読む側に脳を使わせるようなクリエイティブや仕掛けが備わっています。

一方、ネット通販の商品情報はどうでしょうか。電車の中でネット通販の商品説明に夢中になっている人がいるとしても、それは商品自体に興味があるからでしょう。いくら時間を持て余しているからといって、関心のない商品のコピーまで読み続ける人はまずいません。興味のない商品のネットの説明文など、退屈(脳が刺激を受けない)で、時間つぶしにもならないからです。
これがコンテンツ情報とそうでない情報の違いだと思います。

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