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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

気鋭の社会学者がアイドルグループのプロデュースをはじめた理由(ゲスト:濱野智史さん)

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PIPの具体的な活動内容

澤本:なるほど。ちなみにPIPは、今はどのような活動をしているんですか?

小林:押上のワロップ放送局というところで月に一回定期公演を行っています。今は無料で行っています。スカイツリーの、すぐ近くです。あとは秋葉原のツインボックスで、対バンで出演したりしていますね。

濱野:昔は私が普段働いている会社の会議室が土日に空いていたので勝手に借りて、そこにスピーカーをどかんと置いて、勝手にライブをやっていました。もちろん、デビューのときはちゃんと場所を借りたんですけど、結構ライブハウスとか借りるのは高いから無料にしたいなと思って。まだみんな下手だから、お金をとれるレベルじゃないし。

権八:えっ、そんなこと言っちゃっていいの笑!?

濱野:AKB48もそうなんですけど、普段の公演は練習というか。はじめから完成されているとそこから成長しないといけないからしんどい。下手な状態からうまくなっていくのを見ているほうが飽きないし。

澤本:無料でやっているということは、どういう風に収支を?

濱野:ライブの後にチェキ会というものを…。アイドルの世界にはチェキ会というものがありまして。握手会とかと同じなんですけど、お客さんとツーショットとかでチェキをパチッと撮って、2~3分話して。それが一回千円です。

男性一同:なるほど~。

濱野:グッズも売っています。あとはライブに出たときにチケットバックというんですけど、集客したぶん、チケット料金を返しますと。具体的にいうと、対バンライブというのは、お呼ばれして、たくさんのアイドルグループが出るものをいいます。その際、お客さんが「PIP目当てで来ました」って言うと、集客に貢献したからということでその人数に合わせてチケットバックがあるんですよ。

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