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電通イージス、イスラエルに進出 現地デジタル広告会社を子会社化

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電通は20日、イスラエルのデジタル広告会社アバガダ・インターネットの買収を発表した。海外本社の電通イージス・ネットワークを通じ、同社株式100%を取得する。買収完了後は、電通イージス傘下でデジタル領域を担当するアイプロスペクト(iProspect)に改称する。

電通がイスラエルの広告会社を買収するのは初めて。現地にはこれまで、傘下のメディア・エージェンシー、カラ(Carat)が拠点を置くのみだった。同社はカラとアバガダを足がかりに、これまで手薄だった中東・アフリカ諸国へ進出する。

ドバイにオフィスを持つアイプロスペクトが、アバガダを通じて中東・アフリカへネットワークを広げる。イスラエルの周辺40カ国で、多国籍企業向けに顧客の行動分析やサーチエンジン・マーケティング、ソーシャルメディア・マーケティング関連のサービスを手がけるアバガダのネットワークを活用する。

イスラエルの広告市場は2014年、全体で8億6800万ドル(約928億円)。前年比では0.1%減で、従来メディアのほとんどが広告費を減らすなか、デジタル広告は同比21.7%増の1億9100万ドル(約204億円)と成長している。テレビは同比4.8%減の3億5600万ドル(約380億円)。

電通の海外買収は2015年に入ってから7社目となった。


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