ヤマハと渋谷センター商店街振興組合は6日、訪日外国人観光客などを対象に、渋谷センター街で流す音声アナウンスの内容を、専用スマートフォンアプリに表示する実証実験をスタートさせる。インターネット接続を必要としないのが特徴で、実用化されれば、外国人観光客は、観光案内や災害など緊急アナウンスを母国語で読めるようになる。
実験で用いるアナウンスは、センター街へ来たことを歓迎し、「ショッピングをお楽しみください」といった挨拶のほか、渋谷区や公的機関からの案内など。特別な信号を含み、スマホアプリがその信号を受信すると、アナウンス内容が英語と日本語で表示される。実験開始と共に街頭に小さなポスターを張り出し、アプリのインストールを促す。
商店街の特定の店へ誘導するアナウンスは行わない方針だが、内容に応じて、利用者がどのようなリアクションをするかを分析する。利用者から100人ほどを選び、使用感の詳しい聞き取り調査も行う予定。機能改善面でも、同時に使用する人数の影響や、街路灯スピーカーからどこまで離れられるか、といった使用状況別のテストも実施する。実験期間は9月30日まで。
ヤマハはこれまで、日本航空やイオンモールなどと共同で、同様の音声アナウンスの実証実験を行ってきた。今後、スマホアプリの改善を進め、広告主企業による活用も視野に入れる。企業が持つ個別のアプリに、信号受信機能をライセンス提供する考えもある。
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