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KDDI・電通ほか米ロボット会社に出資 中・韓・台の大手も参加

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KDDI、電通の両社は6日、家庭向けロボット「Jibo(ジーボ)」の開発・販売を手がける米ジーボ(マサチューセッツ州)への出資を発表した。それぞれ投資ファンドを通じて株式を取得する。ほかにも台湾のパソコン大手エイサー、韓国の通信大手LGユープラス、中国のセキュリティ大手ネットポーサが出資した。総額は1100万ドル(13億5300万円)。

コーヒーカップを覗きこむのが家庭向けロボット「Jibo(ジーボ)」。マサチューセッツ工科大の「MITラボ」でロボット開発に携わったシンシア・ブリージール氏が独立し、開発を進める。1体749ドル(約9万2100円)。

電通の出資額は300万ドル(3億6900万円)。2015年4月に設立した、海外の新興企業向け投資ファンド「電通ベンチャーズ」の第1号案件となった。KDDIは出資額を非公表としたが、数億円規模のようだ。同社はジーボと資本提携し、日本市場導入時の支援も視野に入れる。外部企業が「Jibo」の追加機能を開発しやすくしたり、販路サポートも検討する。

ジーボは、調達した資金を「Jibo」の機能強化や、外部開発者によるコンテンツとの統合、販売の拡大に用いる。米国では来春に一般発売を控え、世界発売も目指す。インターネット経由で資金を集めるクラウドファンディングの「Indiegogo(インディーゴーゴー)」では6500体の「Jibo」を予約販売し、371万ドル(約3億8900万円)を集めた。

ジーボが6日現在で集めた資金の総額は約3700万ドル(46億600万円)となった。


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