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PV・閲読・シェア——ゴールによってタイトルは変わる

share

世の中に記事を拡散させる仕組み

ちなみに、自社リリースなどをシェア・拡散したい場合にはツイッターよりもフェイスブックの方が適しています。ツイッターでは、例えシェアされたとしても記事が流されていきますが、フェイスブックであれば「いいね!」をされるたびにニュースフィードに表示され、長く残る可能性が高い。

ただ、フェイスブックの特性として実名での利用となるため、シェアをした自らを少し良く見せることができる「最先端の情報」「感動話」が伸びる反面、「シェアすると恥ずかしい情報」は伸びません。タイトル付けの際には、「このタイトルの記事をシェアした時に、恥ずかしくないかどうか」といった視点も大切かもしれません。

また、いまの時代、あらゆる人がウェブを使い情報を探しています。そうした時に、人にひっかかる言葉・キーワードがあると強いと思います。例えば、何でもチーズを入れる人を紹介した記事に、「チーズ思想」というタイトルを付けた結果、テレビで取り上げられました。「チーズ思想」という言葉がテレビで使いやすかったのだと思います。こうしたキーワード作りは、雑誌編集者の方が得意としており、雑誌の表紙を見るだけでもキーワード作りの勉強になります。コツは、無理のある言葉にせずに、要素をぎゅっと短くして名詞化することです。

メディアや執筆者の幅を広げる

しらべぇで3万シェアを獲得している記事。感動系+ファッションという読者がシェアしたくなる要素がある。

毎年カタログを発行している人や、メルマガ担当者、SNSなどを含めた自社メディア担当者に向けた話になりますが、記事にしてもタイトルにしてもマンネリ化を防ぐために、時には「外したもの」も必要です。

ゆるいネタが中心のしらべぇでは、ときたま意図的に政治ネタを配信。固めの記事も扱うことで、しらべぇのイメージの固定化を防ぎ、新たな読者の獲得も目指しています。

また、執筆者自身も書き慣れた分野とは違うジャンルのタイトル・記事制作に携わることで幅が広がり、マンネリ化もしません。ウェブは結果がすぐにわかりますので、次々に新たな分野を開拓し、ダメだったら止めれば良いだけです。

もしも、新たにはまる分野が見つかれば、そこを追求していけば良い。

次ページ 「役立つ、テクニックを5つ紹介。」へ続く