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コラム

右手に常識、左手に非常識。――関西「広告」クリエイティブの源泉  

楽天的に、しつこく。

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日々の考え方が、自分の心の骨格をつくる。

今の時代、いいイメージを持って仕事をするということは難しいことかもしれません。でも、だからこそ、あえて今回こういうことを書かせていただきました。

日々の考え方や心構えは、心の骨格をつくります。そして、その心の骨格がその人を動かし、日々の行動となり、やがてその人の仕事のスタイルをつくるのだと思います。仕事を楽しみながらへこたれずに前へ向かっていたら、心の骨格が自然に強くなる。柔軟でたくましい筋肉もつくはずです。よけいなことを考えすぎず、いいイメージを持って仕事に臨む人は強い。そういう人が牽引するチームも強いです。

いい仕事をしている人は、たいてい楽天的でポジティブなんですよね。きっとしんどいこともあるはずなのに、そういう顔は見せず、楽しそうに仕事をしているんですよね。

などと、えらそうに書いてきましたが、自分がいつも楽天的に仕事に臨めていたわけではありません。いっぱい失敗もしたし、迷ったり、悩んだり、落ちこんだりしながら働いてきました。でも、いい方向に向かうと信じて、あきらめずに粘ったからこそ、なんとかやり遂げられた仕事もたくさんありました。

僕がこの世界で生きてこられたのは、楽天的に、前向きに、しつこく仕事に向き合ってきたからだと思っています。若い皆さんに特に言いたいことは、自分の能力の限界を自分でつくってはいけない、ということです。

いいイメージを持って、打席に立ちましょう。楽天的にしつこく粘ってみましょう。

どうせやらなくてはいけない仕事なら、強く明るくポジティブに向かっていくほうがいい。
ネガティブな気もちはできるだけ遠ざけたほうがいい。
どんな仕事にもチャンスは必ずある、と考えたほうがいいと思います。

と、しつこく書いてきたところで、僕の好きなことばを書いておしまいにします。
フランスの哲学者アラン氏のことばです。

「悲観は感情、楽観は意志」

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回を最終回にさせていただこうと思います。