コラム

右手に常識、左手に非常識。――関西「広告」クリエイティブの源泉  

楽天的に、しつこく。

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いいイメージを持って、打席に立つ。

楽天的にいいイメージを持って、あきらめずに工夫すれば、たいていのことはいい方向に向かっていく、そう信じて仕事をしてきました。堀井グループでの日々の仕事の中で、身についていったことだと思います。

いいイメージを持って打席に立つということは、だいじなことだと思っています。

現実を肯定的に捉えて、できるだけ明るい方向に考えていく。
いろんな条件や制約を乗り越えて、よりよいと思う方向をしつこくめざしていく。
そういう姿勢や仕事のやり方は、いい結果を引き寄せる力を持っていると思います。

堀井グループでの仕事は、企画打ち合わせのときはもちろん、何かの問題が起こったときでも、よりおもしろくなることをめざして「考えてみよう、試してみよう、やってみよう」の連続でした。うまくいかなかったら、「ほな、別のことを考えよう、試してみよう、やってみよう」となるわけで、そこに妥協はいっさいなく、どんな場面でも徹底して、楽天的にしつこく進んでいきました。

そうやって、次々と結果を出していく先輩の下で働いていると、いいイメージを持って、仕事にエネルギーを注ぎこむことのだいじさを実感することができました。

前向きに知恵をしぼれば、必ずいいアイデアや突破口が見つかると信じて、粘るべきときにはしつこく粘り、いいアイデアがでたらその実現に向かって突き進む。そういう仕事のやり方は充実感が持てたし、がんばれました。そしてなにより楽しかったです。楽天的に考えたら、突拍子もないおもしろいアイデアを思いつくこともあるんです。

仕事はうまくいかないこともあります。むしろしんどいことのほうが多いです。でも、その都度めげていたら、身体がいくつあっても足りない。髪の毛も何本あっても足りません。

うまくいかないことがあっても、くじけない。むしろ開き直って、また別の案を考える。いいアイデアが見つかると信じてもうちょっと、もうちょっとだけ考えてみようと愚直に前向きに考え続ける。いいアイデアはそうかんたんには出てこないのが当たり前です。開き直って、楽しみながら考えることがいい結果につながっていくのだと思います。

データにしばられず、いかに目立つか、いかに印象に残すか、どうしたら世の中にうけるのか、そういうことだけに集中して考える時間はだいじです。仕事だということを忘れるくらい楽しんで考えられたら、仕事の質はきっと上がっていくと思います。打ち合わせには、明るい空気や笑いも必要です。そしてそういう空気を支えるのは、楽天的にいいイメージを持つこと、いい方向に向かうと信じることだと思うのです。

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