「自分のことは自分が一番よく知っている」という過信を捨てる

前回の追憶はこちら

宣伝会議賞 挑戦期間の9月から11月。この2カ月を、前回グランプリの田辺ひゃくいちさんと、第51回宣伝会議賞 CMゴールドの合田陽太郎さんにそれぞれ振り返ってもらう。
連載第3回目は田辺さんの9月14日~24日を追憶。コピーを考える、生み出すということ以上に重要な、“確固たる判断軸を持つ”ための話です。

こんにちは。田辺ひゃくいち(

@tanabe101

)です。

わたしは「予定を組む」ということが、どうも苦手です。未来がすでに決まっているなんて、おもしろくないじゃないですか。友達と飲みにいくときも、その日の夕方に「このあと、飲みにいく?」くらいでちょうどいいんですよね。「来週の何曜日の何時にどこどこで飲もう」とかになっちゃうと、どうもソワソワして行きたくなくなってしまう。そんな、どうしようもない人間なのです。

前回の合田さんのコラム

の末尾にも「次回の追憶!」と題して、「“書かない”こと」「“出さない”こと」という今回のコラムの予告が示されていたかと思いますが、実はその前にひとつ、書いておかなければいけないことがあるのに気づきました。まあ、長々と書いてきましたが、要は話を一つすっぽ抜かしてしまったことへの言い訳です。ごめんなさい。

「これが自分なのだ」というものはぶち壊す

何かを表現しようとするとき。自分のことは自分が一番よく知っている。まずは、そんな自己愛の塊のような過信から抜け出すことが大切なのではないか。それが今回、書いておきたかったお話です。

もし「これが自分なのだ」というものがあれば、どんどん挫折してぶち壊してみるのがいいのではないかと思います。自分というものが見えなくなって、どっちへ進んだらいいのかも迷うようになるまで。

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第53回宣伝会議賞 事務局
第53回宣伝会議賞 事務局

田辺 ひゃくいち (たなべ・ひゃくいち)

LIG Copywriter


10年10職、20代2倒産。慶應SFC卒業後、アダルト系企業や某日系企業の中国支社長などを経て現職。第52回宣伝会議賞グランプリ獲得後、受賞作品の広告化へ向けて奮闘中。
Twitter @tanabe101



合田 陽太郎(ごうだ・ようたろう)

タイガータイガークリエイティブ CMプランナー


神奈川県湘南生まれ。大学卒業後、イタリアンレストランでウェイターとして働く。その後、アメリカのロサンゼルスでバリスタ、面白法人カヤックコピー部などを経た後、第51回宣伝会議賞でCMゴールドを受賞し、CMプランナーへ転身。

第53回宣伝会議賞 事務局

田辺 ひゃくいち (たなべ・ひゃくいち)

LIG Copywriter


10年10職、20代2倒産。慶應SFC卒業後、アダルト系企業や某日系企業の中国支社長などを経て現職。第52回宣伝会議賞グランプリ獲得後、受賞作品の広告化へ向けて奮闘中。
Twitter @tanabe101



合田 陽太郎(ごうだ・ようたろう)

タイガータイガークリエイティブ CMプランナー


神奈川県湘南生まれ。大学卒業後、イタリアンレストランでウェイターとして働く。その後、アメリカのロサンゼルスでバリスタ、面白法人カヤックコピー部などを経た後、第51回宣伝会議賞でCMゴールドを受賞し、CMプランナーへ転身。

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