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小学館集英社プロダクション「ドラゼミ」が考える効果的なDM活用方法とは?

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——クロージング用のDMで、成果を高めるためのポイントを教えてください。

藤野:クロージング時には、キャンペーンの詳細説明やお試し問題が付いた「大判DM」と、キャンペーンの入会締切の直前に送る「はがき型DM」の2種類を用意しています。ポイントは、それぞれのDMに異なる役割を持たせていることでしょうか。

「ドラゼミ」8ページ仕様の大判DM。

始めに送る「大判DM」はA4サイズで、キャンペーンの詳細や教材の内容がわかる「1枚ペラ仕様」に加え、「二つ折り仕様」、「8ページ仕様」の3信分を用意しています。「大判DM」の特長は、商品やサービスの内容を丁寧に説明することができ、ドラえもんや仲間たちが登場するテキストを魅力的にアピールできることです。なかでも「8ページ仕様」のDMには力を入れており、お子様にドラゼミの教材を体験してもらうお試し問題を付けています。国民的キャラクターである「ドラえもん」が登場する教材は見るだけでも楽しく、お子様も夢中になって取り組みやすいので、その姿を保護者の方に印象付けることができます。

「ぷちドラゼミ」はがきDM。

これに対し、「はがき型DM」は、キャンペーンの締切前に合わせてお送りする“最後の一押し”という役割です。

梅津:やはり、当社の場合は教材が重要になりますね。教材の特徴から難易度が低いと思われがちですが、教科書準拠でないこともあり、実は他社と比べても内容はやや難しいと言われています。「ドラゼミ」は「考える力を身に付ける」ことを重視しており、特に作文力や図形、数の概念などをしっかり身に付けるための独自カリキュラムを組んでいます。この最大の特長を理解してもらいミスマッチを防ぐためにも、DMで教材サンプルやお試し問題を送っているのです。

——今後、DMに期待していることは?

藤野:退会防止や継続促進に向けたDM活用にも取り組んでいきます。特に幼児向けの「ぷちドラゼミ」から小学生向けの「ドラゼミ」に更新する際に、会費がアップする影響を受け退会率が上がることが課題となっていました。そこで新年度の継続案内と同時に、小学生コースならではの教材の良さや特長をDMで訴求しようと考えています。

梅津:そうですね、継続率向上にDMを活用していきたいですね。今年は幼児向けコース「ぷちドラゼミ」の商品リニューアルを行い、価格面のメリットもあり、大幅に加入者が伸びました。現在、継続促進に関しては、毎月発送する教材にお知らせを同梱しているのですが、気付かれないご家庭もあります。当社のような通信教育サービスの場合、お客様との接点はかなり限定されており、毎月お届けする教材のほかは、メールや電話、そしてDMしか手段はありません。メールの場合、読んだらそのまま受信箱の中で埋もれてしまいがちなのですが、DMは物理的に残るので忘れにくく、今後も積極的に活用していきたいです。


DMは人を動かす─「第30回 全日本DM大賞」結果発表は2016年3月
戦略性・クリエイティブ・実施効果において優れたダイレクトメール(DM)を顕彰する、「第30回 全日本DM大賞」。その結果発表を2016年3月に予定している。過去の受賞作をまとめた作品集は公式サイトからダウンロードできる。

問い合わせ先:
全日本DM大賞事務局(株式会社宣伝会議内)
TEL:03-3475-7668