【前回】「「941::blog」の櫛井優介さんに突撃!「『行ってきたシリーズ』はどうやってつくっているんですか?」」はこちら
月刊『広報会議』の砂流恵介さんによる連載「ウェブメディアで話題!キーパーソンに会いに行く」のスピンアウトシリーズ。企業のオウンドメディアが増えた今、発信力のある個人の書き手の皆さんを「ウェブメディア・アベンジャーズ」と密かに命名しました。第五弾は「灯台もと暮らし」「隠居系男子」を運営する鳥井弘文さんに直撃しました。
読者のルーティンのひとつになれるかどうか
—鳥井さんが運営されているメディアやブログについて教えていただけますか。
2014年の9月にWaseiという会社を設立して、「灯台もと暮らし」というウェブメディアを運営しています。これからの暮らしを考えるメディアで、地方創生の流れで注目されている地域などを月に15本〜20本くらいの記事で紹介しています。最近だと島根県海士町にあるUターンの方がつくった宿の記事がヒットしました。
その傍ら、社員に自分の考えを知ってもらえたらいいなと思って
というブログも平日は毎日書いています。一般向けの内容ではないですが、会社の今後の方向性や僕が興味関心のあるものを知ってもらうことでお仕事につながることもあるので、誰でも読めるオープンなブログ形式を採用しています。
—オウンドメディアや広報ブログは更新頻度やアクセス数でつまずいているところも多いです。ブログを継続する上で鳥井さんなりの工夫があれば教えてください。
僕は「どうも鳥井(@hirofumi21)です。」という書き出しや、見出しの付け方、「それでは今日はこの辺で。ではではー!」という終わり方など、ブログ記事の型を決めています。まっさらなところから書くのと型があるのでは、書きやすさがまったく異なるんです。他のメディアに寄稿をさせてもらうときも、ブログのように書き始めて、最後にブログの型を削ったりすることもあるくらいですね。

