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アジアから若手クリエイターが集結!ヤングロータスワークショップ

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タイ パタヤのアドフェストで、3月16日からの本開催に先立ち、アジア各国から若手クリエイターが集結し、切磋琢磨するイベント「ヤングロータスワークショップ」が行われている。3月14日から3月16日までの3日間、日本を含む14カ国から選抜された各国代表計28人がアドフェスト会場に集結。主催は博報堂で、若手クリエイターたちはアイデアのワークショップを受講したのち、出されたブリーフに対し、24時間以内に案を作成しプレゼンを行う。優秀作はアドフェストにて表彰される。

実施の目的は、アジア地域内の若手クリエイターを、効果的なアイデア開発ができるようサポートすること。それにより、アジアのクリエイターが世界市場で戦えるよう後押しする。参加した若手クリエイターらは他国のクリエイターと協業する機会を得ることで、直接その技術や考え方を学んだり、国境を超えた同世代のネットワークを得ることができる。

バンコク、コロンボ、ダッカ、ホーチミン、ドバイ、香港、東京…などアジア・中東各国から若者と審査員が集った。

本年度の審査委員長は博報堂ケトルの木村健太郎さんが務めた。審査員は博報堂のグローバルネットワークより、博報堂ECDの長谷部守彦さん、Hakuhodo Percept India COOのElvis Sequeiraさん、TBWA\HAKUHODOの細田高広さん、 Hakuhodo Network IndonesiaExecutive Director of StrategyのDevi Attamimiさんが参加している。その様子を木村健太郎さんに現地からレポートしてもらった。

ヤングロータスワークショップレポート~テーマは「ムエタイ2028」

このワークショップのテーマは、「You can leap higher than you think.(君は想像以上に飛べるはず)」。クリエイティブの飛距離を延ばすためのワークショップです。初日は、朝9時半から17時まで「Creative Alchemy(クリエイティブ錬金術)」のためのワークショップが行われました。

革新的なアイデアを生み出すための5つの練金術(クリエイティブメソッド)を使って午前はレクチャーとクイズ、午後は5つの錬金術ごとに課題を出題し、15分でアイデアを生み出してプレゼンし、ベストを選んで講評します。

15分というとても短い時間にもかかわらず、素晴らしいアイデアが数多く生まれました。頭の筋トレでみんなくたくただったと思いますが、アジアのヤングクリエイティブの実力とエネルギーはすごかったです。

2日目の午前中は、インサイトについてのワークショップ。例えば「おなかがすくと機嫌が悪くなる」「オレンジジュースは活力を与えてくれる」などのテーマを審査員がアドリブで出題し、それがファクトなのかインサイトなのかをYes or Noで答え、議論を深めていくワークショップを実施しました。

2日目の昼はブリーフィングタイム。テーマは「ムエタイ2028」です。今はまだローカルカルチャーであるタイの国技ムエタイを、2028年のオリンピック種目にするために、グローバルムーブメントを起こすためのアイデアを出題しました。

実際のムエタイ選手による実演で、ライブなブリーフィングを実施。このワークショップのテーマは、「難しい課題ほどクリエイティブジャンプのチャンスがある」ということなので、あえて、ローカルカルチャーのグローバル化という難しい課題を選びました。参加者は、実際の選出のキックやパンチの迫力に圧倒されていました。

これから24時間後の16日正午がアイデアの提出期限。いま、このレポート書いている間に、若手クリエイターたちはプレゼンに向けアイデア開発に取り組んでいます。1チーム10分のプレゼンを審査し、16日夜にショートリストを発表。19日11時半のヤングロータスセミナーでのプレゼンによって、ヤングロータスウィナーと参加者投票で決まるポピュラーボートウィナーが決定されます。

レポート後編に続きます)