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コラム

長谷川、カヤックやめるってよ。

10代で起業して良かったことは、特にない (ハヤカワ五味さん)

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1年経ったら、人が必要でしょうがなくなる

長谷川:独立しても、結局一人の力ではどうにもならなくて、周りの人に相談したりしますよね。ハヤカワさんは、協力してもらっているパートナーのような人はいますか?

ハヤカワ:数字周りや商標のことは、税理士の方に相談しています。とても相性がいいんですよ。ベンチャー起業は、アイデアマンと数字ができる人が組むと、お互い補完し合えるから強いですよね。プリキュアみたいな感じ。

長谷川:feastにはデザイナーさんも加わったんですよね。

ハヤカワ:そうなんです。今はまだ社員ではないのですが、一人手伝ってくれている子がいます。とても仕事ができるので、商品のデザインだけでなく、縫製工場に行くのも任せています。その子に仕事をうまく振れているので、作業量は減り、頭を使う時間が増えて、だんだん自分のやることが明確になってきました。

長谷川:僕は、最初の1年は何が何でも一人でやると決めたのですが、どう思いますか?

ハヤカワ:1年経ったら、最後のほうは人が必要でしょうがなくなると思います。私も、高校生から3年間は一人でやっていたのですが、スタッフがいると精神的に楽だなと感じます。商品を世の中に出すとき、認める人が自分しかいないのは不安だし、世の中の心無い意見に左右されてしまう。それに、良かったことも共有できないし。

長谷川:コピーライターを輩出する企業にしたいので、1年以内に誰か採用しようと思います。

ハヤカワ:人が増えたら仕事も増やせますし、社員ではなくパートナーという形でも、だれかと一緒にできたらいいですよね。

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