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コラム

アンバサダー視点のススメ

ユーザーの顔が見える関係づくりが「広告」を超える(Sony「Xperia」)

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広告の次の二段ロケットとしてのクチコミ

笹谷:最近「広告では届かないことが増えている」という意見をよく聞きます。ただし、届かないわけではないと思います。私たちは「広告は届いている」と思っています。

問題は、一般的に言って、昨今は「届いた広告を信頼していない」時代になっているということです。もっと言うと「広告を疑って」いるわけです。この現実から目を逸らしてはいけないと思います。

藤崎:もう少し詳しく教えてください。

笹谷:広告は届いています。ただし、広告はただ知ってもらうだけなんです。広告を届けさせた先の、広告を受け取った方の背中を押す作業をもう一段階、広告ではない方法でやらないと動かない時代だということです。ですので、最後の背中を押す仕組みを、二段階目のロケットのように用意したいと考えているわけです。それがアンバサダーからのクチコミというわけです。

藤崎:なるほど。広告だけでは足りない時代になってきているというわけですね。

アンバサダーミーティングには毎回、熱量の高いファンが集まり、熱心な議論が発生する。メーカーは、そのフィードバックを研究・開発に活かす。まさにアンバサダーの声がXperiaを進化させるという構造だ。

藤崎:笹谷さんのユーザー志向は、いったいどこから生まれてきたのですか?

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