動画広告はうまく置かないとユーザーを不愉快にさせる。そこをクリアしたC CHANNELの発明

【前回】「テレビとネットの融合を訴えてきたけど、むしろひっつきすぎて不安になってきた件」はこちら

画像提供:shutterstock

動画広告が不愉快なのはなぜか?

最近、動画広告が盛り上がっているようです。盛り上がってるぞ、というデータや記事がもりもり出てきているので、確かめたい方は適当にググってもらえればと思います。どんどん出てくると思います。

でも、そんなに調べたりしなくても、そもそもネットをぼーっと見てると動画広告によく遭遇しますよね。前よりずっと、接する頻度が上がっている。それこそが、盛り上がっている証でしょう。

ただ、動画広告は時に、非常に不愉快です。

Facebookにわりとよく流れてくるメディアがあり、ちょっと気に入っているコラムニストがそこで書いてたりします。ああ、また新しいコラムだ、とそれなりの積極的な気持ちで記事を読みはじめると、画面の上からびろーんと枠がせり出してきて視界を大きく占拠し、「なんだこれ?」と思ったら動画広告でした。

ものすごく不愉快になり、そのコラムのページそっくりそのまま閉じてしまいました。もちろんページそのまま閉じなくても、広告枠にクローズボタンがついているのはわかりましたよ。でもそういう問題じゃない。広告枠の無神経さに腹が立ち、そのメディアへの信頼も極端に下がりました。次にそのコラムニストの新しい記事を見つけても、開くのに躊躇してしまう。

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境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

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