「量」と「質」どちらを重視するのか…
先週の8月29日に「
アンバサダープログラムアワード
」を開催しました。
これは、
前回
のコラムでご紹介したように、ファンやアンバサダーを重視した活動に取り組んでいる企業を表彰する企画として、筆者とアジャイルメディア・ネットワークで主催したものです。今回は、その場で受賞企業の方々と議論する上で印象に残ったことを書いていきたいと思います。
まず、個人的に最も印象的だったのは、こういうアンバサダープログラム的な活動をする上での担当者のジレンマです。
過去にも何度か「リーチ」と「エンゲージメント」の対比や「量」と「質」の対比など、マスマーケティングにおいては一般的に「リーチ」や「量」が重視されるのに対し、ファンやアンバサダーを重視したアンバサダープログラムのような活動においては、「エンゲージメント」や「質」を重視するべきという話を書きました。
参考:これからの広告効果測定は「質」を「量」で表現する技術が重要になる
今回のアンバサダープログラムアワードを受賞されたような活動の担当者は、後者の「エンゲージメント」や「質」を重視する活動をされているわけですが、一方で各社とも日本人のほとんどが知っているような製品やサービスの担当者なわけで、当然ながら「リーチ」や「量」も求められる立場にあるわけです。
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徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)
徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)
徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。
徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)
徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。
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