#03 バズの土台 –その動画を届けるためのメディア戦略–

ちょっと長いので、先にこの記事の趣旨をお伝えします。
① YouTubeは最高に素晴らしい動画メディアである
② しかしYouTubeと並ぶ、素晴らしい動画メディアが存在する
③ それぞれの特徴を捉えたメディア戦略こそが動画バズの近道

前回の記事「バズの誤解」で、
人がシェアをする方法をまとめましたが、
この時、人が伝えるためには土台、つまりはベースとなる伝播元が存在します。

土台は、テレビや新聞雑誌、ラジオ、交通広告、ウェブサイト、SNS、そして「人」、と様々なものが存在しますが、例えば一般的に、伝播させたいコンテンツがウェブ動画であれば大体、YouTubeを土台として設定し、素材をポンとおいて、PR活動や広告枠の活用によって拡散をブーストさせるということがよくあります。

しかし、ここで“ポン”と置いてしまう前に、一つ考えなくてはいけないことが。

もちろん動画メディアとしてYouTubeは、世界最大規模の超優良有力媒体です。
しかし昨今、Twitter、Facebook、Instagram、Snapchatの動画メディアという側面での成長は著しく、古参のVimeoもそのブランド力を高め続けています。(更に日本でいえば、ニコニコ動画など、他にもいろいろあります)

最近いろんなところで、「TV CMと同じ素材をYouTubeのADに転用するなんてもってのほか」という議論が巻き起こってますが、それと等しく「YouTubeに置く映像を他のソーシャルメディアに転用するなんてもってのほか」と言えるほどに、それぞれの媒体特性は異なります。コンテンツの種類やターゲットによって親和性の高いメディアは変わり、そのメディアによって素材の作り方は大きく変わってきます。

人がメディアとなった時代、人はそれぞれの媒体とどう向き合い、どうやってコンテンツを受け取り、どうやって拡散してくれるのか。それらを見極め、コンテンツ開発の段階からメディア戦略を並行して考えることが重要になってきています。

次ページ 「バズ的メディア戦略の組み立て方」へ続く

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栗林和明(TBWA\HAKUHODO Buzz Machine)
栗林和明(TBWA\HAKUHODO Buzz Machine)

1987年生まれ。上智大学経営学科卒業。専門は「バズ」。 話題の“量”、“質”、そして“精度”を高める。 過去100社以上のソーシャルメディアマーケティング、 インタラクティブプロモーション施策を担当し、直近2年で獲得映像再生数は8500万回超。主な担当作品は縦型スマホジャックMV「RUN and RUN」、日産自動車「Intelligent Parking Chair」「#猫バンバン」、オーストラリア政府観光局「GIGA Selfie」、AKB48「LOVE TRIP」MV、「COGY」ブランドムービー、サントリー「忍者女子高生」、など。 カンヌライオンズ Gold、BOVAオンライン動画コンテスト Grand Prix、メディア芸術祭審査員特別賞、電通賞最優秀賞、ACC Silverなど
https://www.facebook.com/kazuaki.kuribayashi

栗林和明(TBWA\HAKUHODO Buzz Machine)

1987年生まれ。上智大学経営学科卒業。専門は「バズ」。 話題の“量”、“質”、そして“精度”を高める。 過去100社以上のソーシャルメディアマーケティング、 インタラクティブプロモーション施策を担当し、直近2年で獲得映像再生数は8500万回超。主な担当作品は縦型スマホジャックMV「RUN and RUN」、日産自動車「Intelligent Parking Chair」「#猫バンバン」、オーストラリア政府観光局「GIGA Selfie」、AKB48「LOVE TRIP」MV、「COGY」ブランドムービー、サントリー「忍者女子高生」、など。 カンヌライオンズ Gold、BOVAオンライン動画コンテスト Grand Prix、メディア芸術祭審査員特別賞、電通賞最優秀賞、ACC Silverなど
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