マス広告時代の常識は通用しない
マス広告では、広告を視聴者に半ば強制的に表示することができるものでした。そのため、広告メッセージも商品の特徴を強調するものであったり、企業側のセールストークが中心になったりすることが多くありました。広告主からすると、多額の費用を支払って広告出稿するわけですから、言いたいことを伝えたくなるのは当然です。ただ、その広告メッセージは、企業視点では「伝えたいメッセージ」かもしれませんが、顧客視点からすると必ずしも「聞きたいメッセージ」とは限りません。
マス広告では、広告を視聴者に半ば強制的に表示することができるものでした。そのため、広告メッセージも商品の特徴を強調するものであったり、企業側のセールストークが中心になったりすることが多くありました。広告主からすると、多額の費用を支払って広告出稿するわけですから、言いたいことを伝えたくなるのは当然です。ただ、その広告メッセージは、企業視点では「伝えたいメッセージ」かもしれませんが、顧客視点からすると必ずしも「聞きたいメッセージ」とは限りません。
徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。