広告業界の素人だったから見えた課題
このたび、このコラムを書いているご縁もあって、宣伝会議さんから「
という書籍を出させてもらいました。
コラム著者の徳力基彦氏の新刊『顧客視点の企業戦略』(Amazon)。出版記念セミナーの開催決定!詳細・お申込はこちら。
アンバサダープログラムという、マーケティングの中ではどちらかと言うと新顔の手法を推進している会社の人間が、なぜ「顧客視点の企業戦略」という大上段にたったタイトルの書籍を書くにいたったのか、こちらのコラムを借りてご紹介しておきたいと思います。
実は、2017年は私がアジャイルメディア・ネットワークでコミュニケーション施策の提案に携わるようになって、ちょうど10周年になります。
恥ずかしながら、この会社に入る前の私は純粋にブログを楽しんでいるブロガーの1人で、広告業界にはほとんど関わりがありませんでした。
前職のアリエル・ネットワークというソフトウェアのベンチャー会社でマーケティングを担当していた時期もあり、アフィリエイト広告やGoogleの検索連動型広告を細々と出稿する仕事もしていたのですが、主にエネルギーを割いていたのは会社のブログで最先端のWebサービスをレビューすることでした。そういったテーマに興味がある人に、いかに自社のソフトウェアを知ってもらうかという、今で言うインバウンドマーケティングを行っていた程度でした。
