通信教育大手のユーキャンが公開した、家族愛をテーマにしたWeb限定ムービー「【One Month】パパと息子の一ヶ月のふたり暮らし」が、公開1週間でSNSで500万回以上再生されるなど大きな反響を得ている。

「良いテキストは人生を豊かにする」というメッセージを込めた同ムービーに出演するのは、実在する一つの家族。実際の生活をしてもらいながら、数日間にわたって撮影が行われた。ママの第二子出産にあたり、パパが1カ月の育休を取り、第一子である息子と初めてのふたり暮らしをする様子を追っている。

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テレビCMでは届かないターゲットに対してユニバーサルなテーマのムービーに共感してもらい、ブランドとのエンゲージメント強化を図るほか、「良いテキストは人生を豊かにする」というメッセージを通じてコーポレートブランディングを行う狙いもある。
このムービーにおける「テキスト」とは、パパとママとの間で共有される、息子との向き合い方について書かれたノート。このノートにあることを実践し、ときに応用することで、子育てが少しずつ楽しくなっていく様子が描かれている。

「出稿枠はYouTubeのTrueViewのみ。PR活動も特に行っていません。ただ、ムービーのテーマはもちろん、徹底的にリアリティのあるドキュメンタリー的なつくりにすることで、多くの人々が共感できる、またはコメントやシェアをしたくなるような動画を目指しました。結果的に、TwitterやFacebookユーザー中心に『子育ては大変！分かる！泣ける！心温まる！』と話題になり、その後、各メディアがその現象を記事化することでさらに広がりました」と担当者は話す。

公開から1週間の視聴回数を見ると、YouTubeでは180万回、TwitterとFacebookでは約500万回にのぼったほか、50件以上のパブリシティを獲得した。

動画に対して、初期段階にSNSに投稿された「子育ての大変さ」「専業主婦（夫）は楽ではない」という文脈のコメントに特に大きな共感が集まり、その投稿に対するいいね数は12万、RTも8万以上にのぼった。
今後も人々が共感できるコンテンツでありながら、コーポレートブランディングにもつながるような広告を展開していく考えだ。