アドテクノロジー事業を展開するAdRoll Japanは19日、メディア向けに同社のビジョンを紹介する説明会を開催した。登壇したのは、同社 代表取締役社長の香村竜一郎氏。
同氏が強調したのは、デジタルマーケティング施策の効果指標が「クリックに偏重している」ということだ。同社が行った調査では、オンライン上の広告枠をクリックするのは、ユーザーの2割程度しかいない。しかし一方で、多くの日本のマーケターが「クリック数」を施策のKPIに採用しているという。
香村氏は、「マーケターがクリックのみに注目しているために、ターゲットユーザーの2割程度にしか最適化した施策が実行できておらず、機会損失を起こしている」と話す。
そこで同氏が訴えるのは、まず施策ごとの目標を明確にすることだ。
「売上げを向上させるためには、客数か客単価の向上しかない。客数を増やすためには、新規顧客の獲得か、休眠顧客の活性化が求められる。また、客単価を向上させるためには、既存顧客へのアップセルが重要になる。クリックばかりを重視するのではなく、これらの目的に応じて異なるKPIを設定すべきだ」(香村氏)。
同社では、新規顧客にアプローチするために広告をオーディエンス拡張し配信する「AdRoll Prospecting(プロスペクティング)」や、休眠顧客はじめ関心を持っているユーザーにアプローチする「AdRoll Retargeting(リターゲティング)」、最終的な申し込みを促すためのリターゲティングメール「AdRoll Email※2017年日本販売開始予定」を提供している。香村氏は「これらツールを活用しつつ、ビジネスゴールを見据えてKPIを設定し、フルファネルでマーケティングをしてほしい」と語った。
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