広告は嫌われてさえいない
広告は嫌われている。という議論を最近よく目にします。そのたびに「えーっ?ちょっと違うと思うんだけど」と感じていた人は多いと思います。私もそのひとりです。
そしたら2週間ほど前、このアドタイに田端信太郎さんの「
」と題した文章が載って、これはまた勇気があるタイトルのつけ方だなあと感心しつつ、広告が嫌われている件についてだったので「えー?かなーり、違うと思うんだけど」と反論したくなりました。別に個人的に恨みがあるわけでもなんでもないんですけどね。
それで広告が嫌われている、という命題についてですが、私はこの意見は、間違いだと思います。広告は嫌われてさえいない。それ以下です。広告は「どうでもいい」と思われている。その方が正確だと思います。
好かれてもいないけど、嫌われてさえない。いてもいいし必要らしいことは知ってるけど、いなくなってもおれは困らないね。その程度の存在です。そんな分野です。「嫌われてる?おこがましいわ!」そう吐き捨てるように言われるのが広告です。それでいいんです。
「いや、そんなことない!広告は嫌われてる!」そう主張し続けるなら、オーケー、そこは認めましょう。ただし、「最近のネット広告は」とか「モバイルサイトの広告は」とか、何らか但し書きつけて言ってもらいたいわけです。そう思っていたら、こないだの田端さんの記事には「はてブ」が600も付いてて、はてな民の皆さんがすでに同じようなことを指摘してくれていました。嫌われてるのは広告というより、表示方法じゃないかと。
