DMのドラマタイゼーション—AIDAの法則とは？

DMは、顧客の心に働きかけて、まず注目させ（Attention）、興味を抱かせ（Interest）、買いたいという欲求を喚起し（Desire）、そして最後に注文という行動を起こさせる（Action）、一種の心理ドラマであると言われています。DMのクリエイターはいつもこの法則を念頭に置きながらDM全体の構成を考え、また、1点1点のコンポーネント（封筒、レター、申込書などDMを構成している要素）づくりを進めていく必要があります。

DMは心理ドラマである

出典：「DMアドバイザー」セミナーより

DMコンポーネントの作り方—コピーとデザイン

DMのクリエイティブは1枚のプランニングシートを書くことからスタートします。次にスピーディシートというDMの設計図にまとめて、それをプランナーやクリエイターたちと共有し、相互理解を深めながら制作作業を進めていくのです。その際、最も重要なのは、先述したUSPをいかにベネフィット表現へと高めていくか、コピーとデザインでどう具体的に表現していくかです。
『新DMの教科書』では、そのほかにも、魅力的なオファー（特典）の開発の仕方、DMの予算やスケジュール、テストの方法などにも触れながら、最後はOE（外封筒）、オーダーフォーム、レター、ブローシャーといったDMコンポーネントの制作方法を、具体的なコピーやレイアウト例で解説しています。
最近、特に費用対効果が優れていることから使用頻度の多いA4圧着はがきDMのレイアウト例なども、立体的に図示しながら紹介しています。

A4圧着はがきDMのレイアウト例と折り見本

出典：「DMアドバイザー」セミナーより