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グランプリは「“えとりかえ”虫コナーズ」、「第9回販促コンペ」グランプリほか受賞者発表

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優れたプロモーション企画を公募・顕彰する、「第9回販促会議企画コンペティション」(主催=株式会社宣伝会議)の贈賞式が8月30日に開かれ、グランプリをはじめ主要賞の受賞者を発表した。入賞者の企画書は、9月7日、8日に「プロモーションフォーラム2017」(東京国際フォーラム)でも展示される。

課題数27、応募総数3128本の中からグランプリに輝いたのは、大日本除虫菊の協賛課題に応募した「“えとりかえ”虫コナーズ」だった。大日本除虫菊の課題商品は、玄関やベランダにつるすタイプの虫よけ製品「虫コナーズ」。平均購入サイクルが効能の続く期間を過ぎ、「3年に2回」ていどになっていることが悩みのたねだった。

サーダティ偉伊佐さん、森安崇さんの2人が考案した「“えとりかえ”虫コナーズ」は、その1年を表すシンボルとして、「干支(えと)」をかたどったカバーを「虫コナーズ」に付け、1年の経過を直感的に知らせるというもの。

課題や条件などの事前説明では、買い替え需要自体はあるという消費者調査が示されており、買い替えタイミングに気づいてもらうところが要点だった。見ればわかるという、強く、シンプルな点が評価された。

また、グランプリに準じる「ゴールド」(金賞)は2本、「シルバー」(銀賞)は4本が入選した。「ゴールド」は、大関の「One Cup Ozeki」(考案者=前田悠さん、間宮尊さん、松田千広さん、小泉由佳子さん、久永真輝さんら)と、ロッテの「オテモトガム」(満永隆哉さん、佐久間英彰さん)だった。

「シルバー」は、アクアクララの「アクアクララとせいくらべ」(中沢渉さん、岩﨑あゆみさん)、ダーウィンの「阿鼻叫喚!家買った途端に転勤選手権!」(小渕朗人さん、小野寺正人さん、深尾麻鈴さん)、第一三共ヘルスケアの「Viva!!美歯女!!」(上田貫太郎さん)と、レインズインターナショナルの「丑の日奪還計画」(三上智広さん)。

協賛企業27社による「協賛企業賞」も、1社につき1本ずつ選ばれた。協賛社の中で応募本数が最も多かった大関の長石元一・取締役営業本部長は壇上で、次のようにあいさつした。

「(1合びん入りの)『ワンカップ大関』を題材に、30歳代を中心とした若い世代の方に飲んでいただきたいと考え、課題協賛をした。『ワンカップ大関』は、前回の東京オリンピック開催の年、1964年10月10月の開会式に合わせて発売した商品。開発のねらい自体が、当時の20歳代から30歳代の方に、かっこよく日本酒を飲んでほしいというもので、それまでなかった容器(1合びん)の設計からスタートした商品だった。

ピーク時には年間1億本規模を売っていたものの、日本酒市場の縮小に歩みを合わせるかっこうで、販売量が減っている。もう一度、若い人に『ワンカップ大関』を飲んでもらうことは、当社内の積年の願いだ。

協賛企業賞に選んだ企画は、まさに我々では思いつかないような企画と言えるものだった。3年後には2回めの東京オリンピック・パラリンピック開催を控えている。発売当時がそうだったように、『ワンカップ大関』の新たなファンをつくり、次の世代に残せるように、今回の企画を大いに活用させていただきたいと考えている」

そのほか、最終審査員9人による「審査員個人賞」もそれぞれ発表した。グランプリ以下、各受賞作の詳細や審査講評は、9月1日発売の月刊誌『販促会議2017年10月号』に掲載している。

第9回販促コンペ入賞者の企画書は、9月7日・8日開催の「プロモーションフォーラム2017」の会場内で展示いたします。
実際の企画書も自由にご覧いただけますので、ぜひお越しください。
※事前登録制(入場費:無料)
詳細はこちら