—今回はクリエイティブ面だけでなく、配信についても工夫があるそうですね。
水口:メディアの先にいるユーザーのモチベーションを強く意識しています。まず、動画の配信先として、当社の「Ameba」の中でも毎日の献立に役立つような料理ブログが集まる公式ジャンルの一つである「毎日のレシピ」を選定。「毎日のレシピ」には、1日に2000件以上の投稿があるなど、「Ameba」の中でも人気のコンテンツです。このジャンル内で人気10位内にランクインしているブロガーの方たちは、自身のレシピの書籍化の実績があったり、マスメディアに露出したりと、質が高いことが特徴で、このあたりもユーザーの方々に支持されている理由だと思います。
また「毎日のレシピ」ジャンルに属するブログを見ているユーザーは、毎日料理を作っていると回答した方が8割以上と、料理する頻度が高いことが特徴です。今日つくる料理がまだ決まっていない方が、ブロガーの記事をレシピ本を見るような感覚で閲覧して、レシピを探していることも多いんです。そこで、レシピに困っている人たちに提案するようレシピの詳細や関連したレシピを表示する独自の動画フォーマットを開発しました。
高瀬:今回の動画は、視聴完了率が「Ameba」で配信した他の動画と比べても高い数値だったと聞きました。
水口:動画のクリエイティブと、配信面、そしてその先にいるユーザーのモチベーションの掛け合わせによる相乗効果かと思います。
松永:今回、制作していただいて、動画は冒頭の2~3秒がとても大事なのだとわかりました。
水口:最初の2〜3秒でいかにユーザーを惹きつけるかは、クリエイティブでこだわる面です。当社のユーザーの場合、レシピ動画は先に完成形を見せたほうが反応につながりやすいので、私たちからご提案しました。
高瀬:頭の部分でインパクトがあることでメニューや商品が印象に残り、売り場に行った時に、ふと思い出すことにつながれば、なお良いと思いました。
水口:今回は動画の視聴が購買につながったのか、その効果検証も行っています。商品認知、好意度、購買意欲の3項目をメインに調査しましたが、すべてでポイントがあがりました。
高瀬:レシピ動画を視聴した後、メニュー検索や、作る、買うなどの実行動につながった方が20%くらいいらしたので、結果に満足しています。
—今後、動画を始めとしたWebプロモーションでどんな取り組みをしていかれたいですか。
松永:ひとつの商品でもターゲット別に訴求ポイントや方法は異なります。人によって生活のリズムも大きく異なりますので、マスプロモーション一辺倒ではなく、今回のようなWebの施策を上手に活用していきたいですね。
水口:ブログだけでなく、instagramなどのSNSのハッシュタグでも「#おうちごはん」は人気です。料理とブログやSNSは非常に相性が良い。ユーザーの発信欲も高いので動画広告を配信した先でも、ユーザーからさらに情報が拡散する流れもつくっていけるのではないかと考えています。
お問い合わせ
株式会社サイバーエージェント
メディア事業 広告部門
TEL.03-5459-0513
Email. ameba_ad_pub@cyberagent.co.jp
URL. https://ameba-ad-pr.amebaownd.com/
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