コピーライターとしての立ち位置を知る
—広告に向き合うときに、一番大切にしていることは何ですか?国井:
当たり前のことですが、広告するものに対して徹底的にリサーチし、クライアントの話を真摯に聞くことでしょうか。クライアントはその道のプロなので、その人たちに少しでも近づけるようにと思いながらも、そこで聞いたことすべてをわかった気にならないよう意識しています。コピーライターは消費者の立場に立ったり、広告主の立場に立ったりしながらコピーを考えますが、最終的にはどの立場からも等分に距離を取って、どこにも属さない自分として書くようにしています。