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コラム

クリエイティブシティ アムステルダムから送る「越境のススメ」 

「サービスデザイン」の最前線を、マドリッドのグローバルカンファレンスで体感してきた

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【前回コラム】「元CMプランナーがラーメン店をプロデュース。クリエイターの「越境力」」はこちら

Technology shows you what can be done.
Design shows you what should be done.

「テクノロジーは、私たちが『できること』を提示する。しかし、私たちが『するべきこと』は提示しない。それができるのは「デザイン」だけである」。

これはかなり意訳というか、個人的な解釈が入っているかもしれませんが、11月2日、3日の2日間、スペインのマドリッドで行われた「サービスデザイングローバルカンファレンス」で最も筆者の印象に残った言葉です。

イギリス政府 Louise Downeさんのスピーチの様子

イギリス政府のLouise Downeさんが、国や自治体など公的機関であるパブリックセクターからスピーカーとして登壇し語った言葉ですが、事例と共に、これからのサービスデザインのあり方や可能性を感じさせてくれる、大いに勇気付けられ示唆に富むスピーチでした。

言ってみれば、クライアント自らが「デザインこそ経営に必要なんです!だからクリエイティブを大事にしよう!」と世界中から集まったクリエイターたちに伝えてくれた、といった感じでしょうか。

ということで、今回のコラムはアムステルダムからスペインのマドリッドへと、地理的に「越境」し、さらに広告クリエイティブからサービスデザインへと、領域を「越境」して参加したグローバルカンファレンスの様子をレポートします。ヨーロッパのサービスデザインの概況をお伝えできればと思います。

次ページ 「サービスデザインはパブリックセクターとの相性抜群!?」へ続く