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【前回コラム】「日本×オランダの協働プロジェクト開始 越境は「スピード感」が命」はこちら

最近、アムステルダムのスキポール空港にいらした方は目にしたこともあるかもしれませんが、スキポール空港には電気自動車(EV)のセダンやSUVを開発する自動車メーカーであるTeslaのタクシーがよく乗り入れています。そもそもオランダでは、すでに多くのEVが走っており、Teslaも全く珍しくなく普通に街中を走っています。

というのも、すでにオランダでは2025年のEVへの全面移行が決まっています。イギリスやフランス、ドイツ、そしてインドなどもEVシフトを宣言していますが、オランダは、そうした国と比べても一足早く世界のEVシフトを牽引する形となっているのです。

一方、日本では担当大臣が「いきなり電気自動車にいけるわけでもない」などと発言し物議を醸しています。世界に誇る日本の自動車メーカーは、世界がEVへシフトしていく中、どうなるのか? 大臣の発言の真意のほどはわかりませんが、オランダからそうしたニュースに触れると、相当遅れているなあと感じます。

日本で電気自動車というと、日産自動車が一歩リードしている印象があります。実際に、オランダでもリーフはよく見かけます。今や日産系?の三菱自動車もよく見かけますので、当然、日本メーカーも頑張っているのですが…。

次ページ 「EVカーも実はアムステルダムがリードする?」へ続く

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吉田和充
吉田和充

吉田和充(Creative Business Development/Branding Designer/Creative Director/保育士)
1972年東京生まれ。1997年慶應義塾大学卒業後、博報堂入社。CMプランナー/ディレクターとして、40社、400本以上のCM制作を担当。ACCグランプリ、コピー賞などを獲得。
在職中に1年間の育児休暇を取得し、家族でアジア放浪へ。2016年、子どものクリエイティブな教育環境を重視してオランダへ移住。2017年現在、Neuromagic Amsterdam BV CEO、個人事務所SODACHI CEO、STYLA TOKYO クリエイティブディレクター。広報広告全般からマーケティング、企業の成長戦略策定、ブランディング、新規事業立ち上げ、新商品開発、Web制作、サービスデザイン、海外進出などクリエイティブ業務全般を担当。
アムステルダム市との協働プロジェクトとして、アムステルダム市の「粗大ゴミの処理問題」にも取り組む。
元サラリーマンクリエイターの海外子育てブログ『おとなになったらよんでほしい|おとよん』連載中。

吉田和充

吉田和充(Creative Business Development/Branding Designer/Creative Director/保育士)
1972年東京生まれ。1997年慶應義塾大学卒業後、博報堂入社。CMプランナー/ディレクターとして、40社、400本以上のCM制作を担当。ACCグランプリ、コピー賞などを獲得。
在職中に1年間の育児休暇を取得し、家族でアジア放浪へ。2016年、子どものクリエイティブな教育環境を重視してオランダへ移住。2017年現在、Neuromagic Amsterdam BV CEO、個人事務所SODACHI CEO、STYLA TOKYO クリエイティブディレクター。広報広告全般からマーケティング、企業の成長戦略策定、ブランディング、新規事業立ち上げ、新商品開発、Web制作、サービスデザイン、海外進出などクリエイティブ業務全般を担当。
アムステルダム市との協働プロジェクトとして、アムステルダム市の「粗大ゴミの処理問題」にも取り組む。
元サラリーマンクリエイターの海外子育てブログ『おとなになったらよんでほしい|おとよん』連載中。

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