資生堂ジャパンは11月27日、IoTスキンケアシステム「Optune(オプチューン)」を開発し、来春よりテスト販売すると発表した。
「Optune」は、スマートフォン(iPhone)の専用アプリケーションによる肌測定データと、同社が収集したさまざまな環境データをベースに、独自のアルゴリズムを駆使し、一人ひとりの、その時々の肌環境に合わせたケアを専用マシンが提供するIoTスキンケアシステムだ。
「Optune」の開発には、日々さまざまな要因によって変化を続ける肌に対し、これまで資生堂が培ってきた皮ふ科学技術や美容技術の知見にデジタルテクノロジーを掛け合わせることで、スキンケアにおけるパーソナライゼーションを実現するという狙いがある。
発表会の冒頭で登壇した資生堂ジャパン 代表取締役 執行役員社長の杉山繁和氏は、「私たちが目指すのは、個人で異なる、また個人の中でもその時々で異なる美しさへの欲求に対し、それぞれに最適なソリューションを提供する、パーソナライズドビューティー。業界をリードする革新的なアプローチ方法で、あらゆるお客さまの美の実現を最大化していきたい」と話した。
また同発表会には、アイスタイル リサーチプランナーの原田彩子氏が同社の運営する化粧品コミュニティサイト「@cosme」のデータをもとに、生活者におけるパーソナライズの需要やテクノロジーへの期待を解説したほか、資生堂ジャパン 執行役員常務 島谷庸一氏が同社のイノベーションの未来を、同社 事業戦略部 デジタルフューチャーグループ ブランドマネージャーの川崎道文氏が、「Optune」の提供するソリューションについて紹介した。
「Optune」は、β版のテスト販売を、来春に資生堂EC“ワタシプラス”で行う予定(価格・販売数量は未定)。ユーザーの声をもとに改良や開発を進め、早期の本格導入を目指すとともに、パーソナライズスキンケアの完成度により磨きをかけたい考えだ。
β版に関する発売詳細は、2018年1月中旬に「Optune」ブランドサイトにて発表予定。
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