広告は未来をデザインするものであってほしい

世界のトップクリエイターとのコラボが頻繁に行える

今までの連載でお伝えしたのは、ファブラボを通じてのUX/UIデザイン、また大学や市役所、建築、サービスデザインなど。「越境」がテーマの連載であるため、あえて広告や、グラフィックデザインという分野には触れませんでした。しかし、こうして見ても世界から集まったトップクリエイターがアムステルダム中に溢れていることがおわかりになるかと思います。

私たちニューロマジックは、こんなに恵まれた環境にいるのです。当然、世界のトップクリエイターたちとコラボレーションしないのはもったいない、ですよね?

ということで、さっそくTellartとのコラボレーションを始めました。日本のクライアントの仕事で、日本のモチーフを使ったインスタレーションを制作することになったのです。Mattに相談したところ「これは面白いからぜひやろう!」となりました(ここでも、まさに秒速で決定しました。

そうかと思えば、Mattからも別件で、これまたおそらくかなり話題になるプロジェクトのコラボを持ちかけられる、というアムステルダムらしい非常にフラットな関係がすでにできています。

いずれも今、まさにプロジェクトは進行中ですので、完成したらまたどこかで発表します。

日本の広告制作においても、大御所ディレクターや、名だたるベテランカメラマンが、実はものすごくフレンドリーで熱心に相談に乗ってくれたりして、一気にそうした人たちのファンになってしまう(そして、仕事がますますそういう人に集中する)なんてことを経験したことがある人も多いかと思います。アムステルダムではクリエイターのエコシステムが非常に機能しており、みんながそんな感じなので、ある種の敷居の低さを非常に感じます。クリエイター同士がネットワークを通じで繋がっており、コラボレーションがしやすい土壌があるのです。

Mattは「インターネットの進化よりもAIの進化の影響は絶大なので、デザイン文脈そのものを変えてしまうだろう」と話していました。

デザイン文脈が変わっている真っ只中にいる現在は、当然、コラボレーションの仕方だって変わっていくのではないか?と感じています。こうした新しいコラボレーションが次々と生まれているのがアムステルダムでもあるのです。

次ページ 「「越境」は、マインドを変える機会を与えてくれる」へ続く

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吉田和充
吉田和充

吉田和充(Creative Business Development/Branding Designer/Creative Director/保育士)
1972年東京生まれ。1997年慶應義塾大学卒業後、博報堂入社。CMプランナー/ディレクターとして、40社、400本以上のCM制作を担当。ACCグランプリ、コピー賞などを獲得。
在職中に1年間の育児休暇を取得し、家族でアジア放浪へ。2016年、子どものクリエイティブな教育環境を重視してオランダへ移住。2017年現在、Neuromagic Amsterdam BV CEO、個人事務所SODACHI CEO、STYLA TOKYO クリエイティブディレクター。広報広告全般からマーケティング、企業の成長戦略策定、ブランディング、新規事業立ち上げ、新商品開発、Web制作、サービスデザイン、海外進出などクリエイティブ業務全般を担当。
アムステルダム市との協働プロジェクトとして、アムステルダム市の「粗大ゴミの処理問題」にも取り組む。
元サラリーマンクリエイターの海外子育てブログ『おとなになったらよんでほしい|おとよん』連載中。

吉田和充

吉田和充(Creative Business Development/Branding Designer/Creative Director/保育士)
1972年東京生まれ。1997年慶應義塾大学卒業後、博報堂入社。CMプランナー/ディレクターとして、40社、400本以上のCM制作を担当。ACCグランプリ、コピー賞などを獲得。
在職中に1年間の育児休暇を取得し、家族でアジア放浪へ。2016年、子どものクリエイティブな教育環境を重視してオランダへ移住。2017年現在、Neuromagic Amsterdam BV CEO、個人事務所SODACHI CEO、STYLA TOKYO クリエイティブディレクター。広報広告全般からマーケティング、企業の成長戦略策定、ブランディング、新規事業立ち上げ、新商品開発、Web制作、サービスデザイン、海外進出などクリエイティブ業務全般を担当。
アムステルダム市との協働プロジェクトとして、アムステルダム市の「粗大ゴミの処理問題」にも取り組む。
元サラリーマンクリエイターの海外子育てブログ『おとなになったらよんでほしい|おとよん』連載中。

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