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マーケターなら誰もが知っている“一丁目一番地”のフレームワーク
マーケティングの世界には、いろいろな概念やフレームワークが存在します。マーケティングの4P(Product、Price、Place、Promotion)や、それを消費者視点で解釈し直した4C(Customer Value、Customer Cost、Convenience、Communication)などは、マーケターであれば誰もが知っている“一丁目一番地”のフレームワークでしょう。
ちなみに今、「フレームワーク」という言葉を使いましたが、「4P」や「4C」などは英語では「ツール」とも表現されます。実際にマーケティング課題を解決し、ビジネスを成功に導くための「道具」だからです。
要するに「フレームワークは使ってなんぼ」ということですが、皆さんは、この「4P」ないしは「4C」を、実際の業務で「ツール」として活用したことがあるでしょうか。経営陣にマーケティングの「4P」を使った資料でプレゼンをしたり、上司にマーケティングの「4P」を使った企画の提案をしたことがあるでしょうか。
その答えは「否」ではないでしょうか。それもそのはず、このフレームワーク、今日における宣伝部やマーケティング部の業務の実態には全くそぐわないのです。