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名古屋の文化が息吹く、「金シャチ横丁」がオープンに

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名古屋市は3月29日、名古屋城下に「金シャチ横丁」をオープン。本施設では「なごやめし」と呼ばれる名古屋名物が一堂に集結、伝統的な地元老舗飲食店、または地元から躍進を遂げようとする若手経営者が創作する新しい食文化を提案する店舗が軒を連ねる。

「金シャチ横丁」の様子。

本施設の目的は、武家文化のシンボルであり、尾張徳川家の居城である名古屋城及びその周辺の魅力を一層向上させ、国内外からの来訪者に対して名古屋の魅力を発信すること。そのため、食事処だけではなく、名古屋の歴史、文化に触れながら、上質な品物を提供する物販店も出店し、思い出になる品々も用意している。

「金シャチ横丁」の企画を手掛けた新東通信の長谷川裕晃氏はクリエイティブディレクターとして、名古屋の街の魅力を高めるため、さらには地元を活性化していくために、地元の広告会社として何ができるかを考えたという。そこで、今までの手がけた、東山動植物園や名古屋港水族館などの知見を活かし、チーム一丸となって土木、建築、リーシング、プロモーションなど広告会社が0(ゼロ)からプロデュースしたのが「金シャチ横丁」だ。

新東通信 名古屋本社 第1クリエイティブ室 室長 クリエイティブディレクター 長谷川裕晃氏。

「当社は以前より名古屋市の東山動植物園、名古屋港水族館などのプロジェクトに携わっており、一連の取り組みは、社内では“ソーシャルプロデュース”と呼んでいる仕事になります。今回は、名古屋に住んでいても意外と知られていない、尾張徳川の歴史や文化についても、知ってほしいという目的がありました。まずは金シャチ横丁を通じて、過去を大切にし、未来をつくっていけたらと考えます」(長谷川氏)。

「金シャチ横丁」は、正門エリアの「義直ゾーン」と東門エリアの「宗春ゾーン」から成る。
正門の「義直ゾーン」は観光客も多い場所であることから、伝統的な名古屋メシが立ち並び、一方の東門の「宗春ゾーン」は、これからの名古屋の新しい食文化を発信する新興の店舗が並ぶ。

名古屋ならではの食事を楽しんでいただくのはもちろんのこと、それに加えてチームしゃちほこのテーマソングや金シャチ舞、歴史絵巻ARなどでもっと尾張徳川に関する情報を発信していく場所として、発展していきたいと長谷川氏。イベントや出し物なども行うことで、歴史、文化、芸事が伝わるようにしていきたい考えだ。