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中部国際空港 セントレアが望む販促アイデアとは?/第10回販促コンペ

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【前回の記事】「「JAL CLUB EST」が望む販促アイデアとは?/第10回販促コンペ」はこちら

6月5日午前10時まで企画募集中の「第10回販促コンペ」。このほど実施された課題協賛企業のオリエンテーションから、一部を編集部がピックアップ。ここでしか読めない、よりくわしい内容をお伝えしていきます。

今回は中部国際空港 セントレアの、飛行機を使って中部・名古屋へ行きたくなるような企画を求めるオリエンテーションです(第10回販促コンペの特設サイトはこちら

「飛行機を使って中部・名古屋へ行きたくなる企画」

中部国際空港、通称「セントレア」は、日本全国の既存就航都市から中部・名古屋に飛行機で訪れる人を増やすことを目的に、飛行機で中部・名古屋に行きたくなる企画を募集します。

「空港ってワクワク、ドキドキする」「飛行機に乗る前ってなんだか緊張する」。飛行機が好きでなくても、なんだかワクワク、ドキドキ、ハラハラするのが飛行機旅行ではないでしょうか。今回は、たくさんの方に飛行機での移動も楽しんでもらい、知られていない魅力満載の名古屋・中部へ行っていただくための企画をお願いします。

セントラル+エアポート=「セントレア」

中部国際空港は2005年2月17日、国際拠点空港として、愛知県常滑市沖合に開港しました。中部地方では、「セントレア(Centrair、Centralと Airportの合成語)」の愛称で親しまれています。

中部地方では、「セントレア」は、「空の玄関口」「遊ぶスポット」として親しまれています。年間1100万人の方々に空港をご利用いただいており、2019年までに、これを1500万人に伸ばすという目標があります。名古屋市内からは電車で最速28分、通常でも40分程度で到着します。車でお越しいただくこともできます。

また「セントレア」は、世界の空港の顧客満足度を評価する「World Airport Awards 2018」において、Regional Airport部門(首都圏以外の空港部門)で使いやすさ、キレイさを評価され、7年連続世界第1位となりました。また世界550以上の空港を対象とした、顧客サービス評価の総合ランキング「The World’s Top 10 Airports 2018」 では世界第7位と、世界的にも評価されています。

競合は新幹線 観光で中部・名古屋に

当社は「セントレア」の抱える主な課題を、次のようにとらえています。

・新幹線との競合
新幹線で3時間台の場所へ行く場合、飛行機は選ばれない傾向にあります。空港は市街地から離れているため、出発前や到着後に、30分程度の手間がかかることが主な要因だと考えています。北海道や九州に住む方は日常的にLCCを使う習慣ができてきましたが、、東京、大阪などの大都市以外では、そうした慣行はまだないという現状があります。

・往路、復路のバランスの悪さ
観光路線で、中部から「札幌」「福岡」「鹿児島」「沖縄」などへ向かう旅行者は多い一方、各地から中部へ訪れる旅行者は少ないのが現状です。午前中に観光地へ向け「セントレア」を発つ便、夜間に現地を出発して「セントレア」に着く便は搭乗率がいいのもそれが理由です。各地から中部へ来る方は、観光需要というよりも、どちらかというと、中部圏の製造メーカーなどを訪ねるビジネス需要が多いと感じます。

・周辺地域の魅力が伝わっていない現状
都市ブランド・イメージ調査結果によると、訪問意向は京都市は37.6ポイント、横浜市は28.9ポイント、札幌市は36.6ポイントなのに比べ、名古屋市は最下位の1.4ポイントです。そもそも中部・名古屋の魅力が全国的に知られておらず、観光地ととらえている方は多くありません。

企画を考える際のヒント・注意点

今回の企画においては以下の3点をヒントにお考えいただけれと思います。

・遠くからだけでなくこんな楽しみ方も
朝、東京・羽田を出発して、「セントレア」を経由して伊勢神宮へ日帰りのお参りをするプラン。 途中の「セントレア」での待ち時間で、名古屋のご当地グルメやお風呂も楽しめます。

・気になるスポットもあります
「中部地方は魅力がない」と思われがちなのですが、実は「犬山」「明治村」「飛騨高山」など面白いスポットがあります。これらの観光地をプランに入れていただくのも良いかもしれません。

・「セントレア北海道道民割」という施策をことし7月に開始予定
北海道から飛行機を利用して来たお客さまにプレゼントを贈呈したり、北海道在住の方で航空機を使って北海道の就航地から「セントレア」へ到着した方に名古屋名物を贈呈したりする施策です。単にクーポンを配布するだけではなく、名古屋の人気の名産品を大盤振る舞いすることで、セントレアの取り組みを知っていただき、バズらせることを狙います。

注意点としては、新たに新しい航空路線をつくるのは航空会社が決定することであり難しいということです。またイベント用のスペースとして、大型ビジョンとステージがあり、2000人ほどが集まれる場所があります。ただ、航空会社チェックインカウンター周辺は混雑が予想されるため、3階出発ロビーではイベントなどでの使用は禁じられています。

「セントレア」自体は家族連れのお客さまが非常に多いので、これからは若年層も来ていただけたらと考えています。

思わず飛行機を使って日本の真ん中、中部・名古屋に来たくなる企画をお待ちしています。

第10回販促コンペの特設サイトはこちら