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「周年事業」成功のポイントは社内への浸透にあり!

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周年事業の「自分ごと化」で忘れてはいけない5つのポイントとは?

最後にNUDAの4つのステップに沿って「周年事業」の社内浸透を進める上で、全体に共通する浸透成功の5つのポイントを確認しておきましょう。

◎出来るだけ多くの媒体・メディアを動員する
周年事業はお祭りです。期間限定の活動ですから、「どこに行っても周年の掲示だらけ」と社員が感じるよう、活用できるメディアをフルに動員してお祭りムードを盛り上げてください。Web、ポスター、社内報など、その気になって探せば社内にも活用できるメディアは沢山見つかるはずです。

◎ブーメラン効果を活用する
マーケティングの世界で使われるブランド構築のための社内浸透の手法に、「ブーメラン効果」があります。これは、お客様や市場に発信したはずの情報が、ブーメランのように戻ってきて社員に大きな影響を与えるという効果です。意外と思われるかも知れませんが、周年の社内への浸透を加速させる方法として、社外への「周年」の情報発信は大きな効果があります。

◎楽しさを演出する
お祭りの楽しさのひとつは「無礼講」でしょう。普段は話をするチャンスがない社長や役員、部長から直接話が聞けるとか、他の部署の社員と会社の将来について話ができるなど、周年事業の活動の中でしか経験できない「楽しさ」を沢山盛り込むことができます。

◎トップの積極的な協力を取り付ける
最近はニュース報道で「忖度」という言葉をよく耳にするようになりました。必要以上に上司の意向に気を使って、ルールを踏み外した言動を行ってしまう意味に使われています。しかし、会社組織を円滑に運営するためには、部下が上司の意向を正しく解釈して判断や行動を行うことが欠かせません。上司は部下の仕事の細部にわたってまで、細かい指示をすることなど出来ないわけですから。

周年事業に関しても、上司が活動に対して前向きであれば、部下もその意向にそって動いてくれます。経営のトップが周年事業の大切さを日頃から口にする企業の周年事業は成功しています。

◎褒め合うことを徹底する
人に褒められて嬉しくない人はいません。まずメンバー相互に周年事業に協力する行為を褒めることから始めて、その「笑顔の連鎖」をつくっていきましょう。

周年事業の企画と運営はだれにとっても経験のないことですから、当然不安もあるでしょう。しかしまた滅多に経験できることでもありません。周年を迎える会社にとっても、そして周年事業を担当する皆さんにとっても大きな躍進のチャンスです。本書『成功する!周年事業の進め方』が、貴社と皆様の成功のお役に立つことができれば、望外の幸せです。

書籍案内
成功する!周年事業の進め方』(5月28日発売)
宣伝会議人気講座「周年活用プロモーション講座」をもとに制作。その場限りのお祝い事ではなく、貴重な機会を最大限に活用し、会社の成長につながるような企画を作り上げ、実践していくためのバイブルとなる1冊です。