グランプリは有楽製菓「ブラックサンダーエクスチェンジ」 第10回販促コンペ 贈賞式を開催

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「販促コンペ」は、協賛企業から出される商品・サービスのプロモーションについての課題を受け、解決策となるアイデアを企画書形式で募集するコンテスト。ことしの応募数は4088通で、過去最多となった。本レポートでは贈賞式の様子をお届けする。

実在の商品やサービスのプロモーション企画を公募、表彰する「第10回 販促会議 企画コンペティション(販促コンペ)」で、有楽製菓のチョコレート菓子「ブラックサンダー」の企画「ブラックサンダーエクスチェンジ」がグランプリを獲得した。9月5日に東京都内で開かれた贈賞式で発表となった。

贈賞式には約200人が出席した

審査委員長の嶋浩一郎は、「ブラックサンダーエクスチェンジ」がグランプリを受賞した理由として、「訪日外国人をターゲットとして、エクスチェンジ(=両替)をブランド体験の場に落とし込んだ企画。シンプルながら、話題化も狙うことができ、『世界中で愛されるお菓子に』という、ブランド目標にも合っている」と解説した。

企画者の中川咲子さんは「人を動かすアイデアであることと、クリエイティビティの両立に苦戦しました。有楽製菓の課題には、6本の企画を応募していたため、とてもうれしく思います」と喜びをあらわにした。

グランプリに次ぐ「ゴールド」を受賞したのは、カルビーの「ニコカルビー」と、セブン‐イレブン・ジャパンの「セブンピーエム」。

最終審査員の奥谷孝司氏は、「『ニコカルビー』は2つのスナックを1セットにした企画。切り取って一袋ずつ誰かとシェアできる点、笑顔のデザインに『ほっこり』できる点にひかれました。客単価の向上にも期待できるのではないか」と評価。「セブンピーエム」に対しては、「時間帯ごとのニーズに着目した、『夜間限定』のプロモーション。(店内装飾の入れ替えなど)実現は一筋縄ではいかない点はあるが、具体化の道筋を検討いただきたい」と、企画の実現を後押しした。

協賛企業代表としてあいさつする、カルビーの野堀和哉氏

協賛企業のうちの1社、カルビーの野堀和哉氏は壇上で、「カルビーの『販促コンペ』への参加は3回め。子どものスナック菓子の購入率の低下を解決する、消費者に近い若い方々の、斬新かつ勢いのあるアイデアを期待し、参加に至った。結果として、希望にかなったアイデアが見つかり、大変満足している」とあいさつ。また「個人的には、若い優秀なクリエイターを知ることができたのは財産だと思う。今後も何かを一緒に生み出していきたい」とコメントした。

審査員長の嶋氏による、「第10回販促コンペ」の総評は次のとおり。

「『販促コンペ』は、リアルな商品のリアルな課題を解決する、アイデアバトルです。広告主企業としては、アイデアを出す人の所属企業は、さほど重要ではありません。PR会社の方でも、デジタルエージェンシーの方でもいい。プランナーでなくても、営業担当者や、デザイナーでもかまわない。『商品が売れるなら、アイデアを出すのは誰であっても受け入れられる』時代です。

総評を述べる審査委員長・嶋浩一郎氏

そのため審査員も、広告会社、PR、事業会社の方など、多様な側面から企画を見られるような構成にしています。そんな審査員の方々が着目しているポイントは、大きく分けて次の3点になります。まずは、その企画を実施すると、本当に商品の購買につながるか、どうかの、『リアリティ』。企画の新しさである『クリエイティビティ』。そして、実現可能性を担保した『フィージビリティ』です。

最後に、プロモーションは消費者の行動を促すものですが、それはつまり、人の時間をいただく、ということでもあります。消費者が、プロモーションに触発されて行動する時間は、有益なものであること、ブランドを愛せるような時間であるべきです。

これまで、いくつもの企画が実際に企業に採用され、実現に至ったものも少なくありません。ことし応募されたものからも、実現される企画が登場することを願っています。来年もぜひ、多くの方にチャレンジしていただきたいです」

受賞者コメントおよび審査講評などの詳細は、 『販促会議』11月号(10月1日発売予定)にて掲載いたします。 どうぞご覧ください。

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