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「もしも銀座に、津波が来たら?」 ヤフーが屋外広告に込めた想い

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PRアワードは、情報流通経路を増やすきっかけ

井口:PRアワードを通じて、何か変化はありましたか?

和気:社内のこういった活動への理解がさらに深まったと思います。でも、なにより良かったのは、受賞をきっかけに、改めて世の中に知っていただく機会が増えたことです。最初にお話ししたのですが、PRアワードという情報の流通経路が増えたことで、自分たちの活動だけでは情報を届けきれない人に対しても、伝わったのではないかと思います。いろんな文脈で世の中に伝わるという意味で、とてもいい機会になりました。

井口:12月に実施した授賞式のプレゼンでは、プロジェクトの経緯や裏側を聞くこともできて、とても勉強になりました。自分たちの仕事にもすぐに取り込めるエッセンスを学ぶことができたし、勇気をもらったPRパーソンも多かったのでは。もちろん、PRパーソンだけでなく、申し込みをすれば誰でも聞くことができるので、今年もぜひ多くの人に参加してほしいですね。

和気:はい。ぜひ私も、今後も注目したいと思います。

井口:僕も今年の審査員として、たくさんの素晴らしいプロジェクトに出会えることを楽しみにしています。「ちょうどこの高さ。」のように、企業の意思や覚悟が伝わるもの、それによって、企業活動自体が永続的にいい影響があるものは、ぜひ評価したいですね。もちろん、いかにPRの技を駆使したか、みたいなところもしっかり拝見したいと思います!

(企画・構成:伊澤佑美)

和気洋子
ヤフー ブランドマネジメント室 リーダー

島根大学法文学部卒。2000年、カナダへ渡りCanadian Business CollegeにてNetwork Diplomaを取得。帰国後、通信機器メーカーのエンジニアを経て企画担当。2008年、ヤフー入社。グローバル推進部門、マーケティング部門を経て2013年より現職。ヤフーのブランド管理とブランド向上施策に従事。防災意識の啓発を目的とした屋外広告により、日本PR協会「2017年度PRアワード グランプリ」、日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」受賞。

 

井口理
電通パブリックリレーションズ 執行役員/ビジネス開発局長

「Cannes Lions」「Spikes Asia」PR部門ほか、アワード審査員歴任。「Cannes Lions 2017 」ではMobile Lions Grand Prix、日本で初めてGlass Lions 受賞など。2018 Gunn 100 受賞。
「Holmes Report」主催「世界のPRプロジェクト50選」「The Innovator 25 Asia-Pacific 2016」選出。