スターバックスでPCを開いている人は、本当にMacユーザーばかりなのか?
「スターバックスでPCを開いている人のほとんどがアップルのMacを使っている」という話は事実でしょうか。
確認のため、ある平日の朝のスターバックスで、PCのブランドを数えてみました。すると、PCを開いていた7人のうち、Macを使っていたのは2人のみでした。現実に反して、このようなイメージが広がっていることを、ブランドの用語では「Salience(傑出性)」と言います。ある特定の状況において一番頭に浮かぶブランドになっている状況を指します。
冒頭の質問に置き換えれば「あなたがカフェでよく見かけるパソコンのブランドは何ですか?」ということになるでしょう。
同様のことが最近、広告出稿量を非常に増やしている新規ブランドのハズキルーペにも言えます。たしかにハズキルーペのCMでは、多数の有名タレントを起用していますが、他のタレントを多数起用しているCM(たとえばソフトバンクやNTTドコモなど通信会社のCM)とも異なる目立ち方をしています。
実際、CM好感度調査で「あなたがテレビCMで思い浮かぶものは何ですか?」という質問においてハズキルーペは、前述のような通信会社をおさえて1位になりました。ハズキルーペは、タレントCMにありがちなCM内容やタレントのみが思い浮かぶ状態ではなく、ブランドとのユニークな結びつきができていると言えるでしょう。
