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東京オリンピック ボランティア名称「フィールド キャスト」に決定

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2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は1月28日、大会スタッフと都市ボランティアのネーミングを発表。大会スタッフは「FieldCast(フィールドキャスト)」、都市ボランティアは「CityCast(シティキャスト)」に決定した。


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決定したネーミングを披露する東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(左)ら。

組織委によると、「キャスト(配役)」という言葉には「ボランティア一人ひとりに、大会を盛り上げる重要な役割を担ってほしい」という願いが込められている。今後、2月9日にスタートするオリエンテーションの装飾物での活用など、大会スタッフの機運や一体感の醸成につながるよう展開していく。


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ロゴ:フィールドキャスト

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ロゴ:シティキャスト

ネーミングは、ネーミング選考委員会委員や広告会社などが提案した149案から、選考委員会(全3回)、商標調査、IOCの確認などを経て4案を選定。2018年12月12日から2019年1月20日までボランティアの応募者による投票を行った。

投票総数は30万7739票。得票数は、フィールドキャスト/シティキャスト16187票、シャイニングブルー/シャイニングブルートウキョウ1万328票、ゲームズアンカー/シティアンカー5688票、ゲームズフォース/シティフォース5536票だった。

東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏は結果を受け、「ボランティアの皆さまを含む大会スタッフには、このネーミングに愛着と誇りを持って活躍してほしい。大会が終わった後も、末永く語り継がれる名前になれば」と語った。

ネーミング選考委員会委員で事業構想大学院大学学長の田中里沙氏は「ボランティアに応募された皆さんの投票が決まったネーミングなので、皆さんのモチベーションも上がるのでは」、同アスリート委員の萩原智子氏は「誇り、勇気、連帯感が生まれることを期待している」とそれぞれコメントした。

また、東京都の猪熊純子副知事は都市ボランティアについて「東京都の顔として活躍していただくので、ボランティアの方に誇りを持って活躍していただけるように準備を整えたい」と話した。

「キャスト」は、ヤマト運輸や東京ディズニーリゾートなどで使用されている言葉。組織委は「商標上の問題はない」とした。