〜「コピーってどうやって教えるんですか?」第2回〜

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第1回に続き、「コピーライター養成講座 先輩コース」の「先輩」、下東史明氏に、コピーの教え方や、講座の内容について話を聞きます。

 

前回の最後に伺った「『言いたいこと』自体の視点が良ければコピーも良くなる」という「落とし穴」から、詳しく教えて下さい。

その落とし穴に気づいたのは、アシスタントにコピーを教えていたときでした。現在のアシスタントは1人なのですが、これまで僕には新卒のアシスタントが4人いました。そのうちの1人が、ある仕事のときに出したコピーに対して、「視点や提案性も良いのに、どうもコピーとして魅力的でない、というかコピーになってないな」と感じたことがありました。とにかく、レディメイドな言葉だけでコピーができていたんです。視点は柔軟だから「もっと広い視点を」というアドバイスは無意味だし、一方で「コピーになってないよ」と指摘するのは教えることにならない。正直、ちょっと焦りました(笑)。

その時は、「『言いたいこと』に対して『言い過ぎ』もしくは『言い足りない』のか、そのコピーがどちらの状態にあるかを検証した方がいい」ということ、そして、「そのためには、まずは言葉を大切にし、言葉の意味を自分なりに考える作業をたまにでいいからやってみたらどうかな?」と伝えました。

理解してくれましたか?

すぐには分からなかったようでした。アシスタントのうち1人目は元々オタク気質で、言葉以外に対しても1つのことを深掘ることが好きなようでしたが、2人目には十分に理解されなかったように感じています。3人目は特殊というか、B’zと広瀬香美と月9を愛する、とにかく世界観も違う天性の触覚(センス)を持った人間でして(笑)。現在の4人目は理解してくれていますね。

昨年末に映画監督・CMディレクターの石井克人さんと食事をしたのですが、興味深かいことがありました。それは、石井さんは特殊な水泳法を異常なほど極めようとしていたこと。他にも、自転車にものめりこんでいて、10台所有するほどでした。ご本人の仕事とも全く関係ないし、関係を持たせようとさえしていなかったんです。言葉以外に対しても、何かに向き合う姿勢は大切なのかもしれない、と再認識できました。

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コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常
宣伝会議 コピーライター養成講座事務局
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