アイドル、コピーライター養成講座へ!?

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寺嶋由芙

アイドルだからこそ、言葉に敏感でありたい

皆さま、はじめまして。「古き良き時代から来ました、まじめなアイドル、まじめにアイドル!」をキャッチフレーズに、ソロアイドルとして活動しています、ゆっふぃーこと寺嶋由芙です。今期の「コピーライター養成講座」を受講しています。

「アイドルがどうしてコピーライター養成講座に?」と思われるかもしれませんが、受講している理由はずばり、アイドルだからこそ、です!

アイドルは、自分自身が商品であり、それを日々動かすのもまた本人。ライブのMCで、握手会で、SNSで…自分自身の発する言葉すべてがファンへのPRとなるアイドルだからこそ、言葉に敏感でありたいと考えています。それと同時に、駅に貼ってある宣伝会議さんの「あのポスターのモデルになりたい!」という憧れ(と下心)も、実はちょっと、あります……。

そんな冗談はさておき。講座に出席を重ねる中で、初心者の私にも、コピーライティングというお仕事が少しずつ見えてきました。当然ですが、単にイケてる(気がする)言い回しをたくさん考えればよい訳ではありません。

そのフレーズにたどり着くまでに、クライアントに依頼された商品のどこにオリジナリティがあるのか、消費者はどんな部分に関心を持ちそうかなど、マーケティングの考え方も用いながら丁寧に分析し、消費者とクライアントの両方の立場にも心を砕きながら言葉を選ぶ。非常に綿密な作業です。講座では、そこに至るまでの思考のプロセスを学ぶことができます。

一人ひとりの作品に講師が向き合ってくれる

5月22日の細田高広氏(TBWA HAKUHODO)の「キャッチフレーズ」の講義では、事前に提出した課題への講評をいただきました。我々初心者が陥りがちなコピーの書き方を、ユーモラスに、しかしバッサリと切ってくださり、まさに目から鱗の連続でした。

受講生の提出したコピーを、具体的に例をあげながら、なぜ、どこがダメなのか鮮やかに説明してくださるため、それを受けて自分の作品を読み返すと、悩みながらもなんとか絞り出した(がゆえにちょっと愛着が湧いてしまっていた)コピーを、全く別の視点で自己採点できるようになりました。

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宣伝会議 コピーライター養成講座事務局
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