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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

役者は勘違いさせてナンボ(ゲスト:三上博史)【前編】

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【前回コラム】「大人気ぬまっち先生のクラスはまるで田舎の「スナック」みたい? (ゲスト:沼田晶弘)【後編】」はこちら

今週のゲストは三上博史さん。自分個人に関するインフォメーションは極力出さないなど、俳優としての“哲学”を語りつくします。

今回の登場人物紹介

三上博史

 

※本記事は3月14日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

役者自身はどうでもいい、作品を楽しんでほしい

澤本:みなさんこんばんは、CMプランナーの澤本です。

権八:こんばんは、CMプランナーの権八です。今週はWeb野郎こと中村洋基くんがお休みです。忙しぶってますね、何かね。

澤本:いや、忙しいんだよ(笑)。

権八:今回も大変豪華なゲストにお越しいただいています。

澤本:いやぁビックリした。

権八:そうですよね、澤本さんの思い入れのある作品に出られていらっしゃる俳優さんなので。わざわざようこそお越しくださいました。ゲストは俳優の三上博史さんです。よろしくお願いします!

三上:どうもはじめまして。よろしくお願いします! 三上です。

澤本:凄い。僕、三上さんに会う日が来るとは思ってなかった。

三上:澤本さん、初めてですもんね。はじめまして。権八さんはなぜか不思議な縁で何度か(笑)。

権八:そうなんです。先々週ぐらいかな、螢光TOKYOのマエコーこと前田康二さんと仲良いですよね、三上さん。

三上:仲良いですよ。

権八:僕はマエコーに三上さんとごはん食べるからおいでよと言われて。

三上:権八さんは最初に会ったのがずいぶん前ですもんね。10年近く経つかな。もっと前かもしれないけど。

権八:この前のごはんのときに「すぐおわ」の話をしたら、ぜひぜひと言ってくださって。

澤本:うれしい。権八、ありがとう。

三上:澤本さん、よろしくお願いします。

権八:それでいきなりなんですけど、今更、三上博史さんにこういうのを頼むのもなんですが、この番組は一応広告の番組…じゃないんですけど、広告をコンセプトとした番組ということで、ラジオCMの尺の20秒でご自身を自己紹介していただくという無茶ぶりのコーナーがありまして。

三上:ありゃりゃりゃりゃ。

権八:お嫌でしょうが(笑)。みんな嫌がるんです。なんで自己紹介を今更しないといけないんだとお思いでしょうけど、よろしいでしょうか? 何でもいいので、本当に。

三上:わかりました。うーん、何だろうね。チーンとかやるんですか?

権八:やります。

三上:OK、じゃあはじめちゃおうよ。

権八:それではお願いします、どうぞ!

三上:こんばんは、三上博史です。はじめまして。僕に対してどんな印象があるのでしょうか……。何でしょうね。印象を残さないようにこれまでやってきたつもりです。これからもよろしくお願いします。(ゴング)

権八:(笑)。あー、なるほど。

三上:そうなんだよね、役者だから勘違いさせてなんぼなので。本質を提供するつもりが毛頭ないんですよ。ただ、根っこの部分。演じる役の感情、哲学などは嘘をつきたくないんです。それは提供するけど、僕自身はどうでもいいんですよね。僕がどんな音楽、服が好きでというのは自分ではもってるんだけど、それをみなさんに知ってもらわないほうがいいなと思ってます。

澤本:情報を提供していないということですか?

三上:していないです。だから、的を欲しがられるときがあるんですけど、そういうときはわざとちょっと外すんです。ドンピシャの的をこういう場でバッと言うと、それが一番強くなっちゃいますよね。だから、それはちょっと外そうかなとは思ってます。意地悪じゃなくて。

権八:面白い。それなのに今日よくお越しいただいて(笑)。

三上:そう。そういう意味では自信がついちゃったんでしょうね。以前はこういうところに出ると、的を言わないといけないんだ、どうやって外そうかと一生懸命考えてたけど、今はそれが当たり前になっているので、あえてそこにバイアスをかけなくても大丈夫なような気がします。

権八:今日は根掘り葉掘り。

三上:澤本さん、楽しみだね。どういう見方をされてるのか。

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