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【ヤングカンヌ】PR部門日本代表に返り咲いたポイントを振り返る

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徹底的な質疑応答対策。

PR部門には企画書審査に加えて英語のプレゼンテーションがあり、これはプレゼンを制す者が、この部門を制すとも言えるほど重要です。

前回のレポートでも書いたとおり、プレゼンを工夫して印象に残すことは言わずもがなです。

今回僕らは、絶滅の危機にあるフェアトレードのブルーマウンテンを振る舞ったり、販売終了直前に売れたお菓子を見せたり、インサイトの納得度を上げるためのちょっとした工夫をしました。

プレゼンに関しては控室で見ているにどのペアもかなり工夫しているように見えました。各チームなにかしらの小道具を用意していて、プレゼンの工夫だけでは差がつかないなと(マジで、言うんじゃなかったな涙・・・と思いました)。

しかし本当に重要なのはプレゼン自体ではなく、質疑応答です。

審査員は事前に資料をチェックし、企画は理解しています。その上で、どういう会話ができるかを楽しみにしているはずです。

僕たちは事前に審査員の質問を徹底的に想定し、その模範回答を用意しています。実際に審査員の質問の8割は想定していた質問でした。

その場で気の利いた答えが出てくるほど話し上手ではないですし、ある意味コピーライティングの作業だと思います。

例えばフィジビリティ。

理論武装をすることがまず必要ですが、「所詮はネットで調べた知識だろ」という印象で終わってしまいがちです。

そこで僕たちは、実際の専門機関に電話で問い合わせることをしています。

小手先の話のようですが、同じ理由を話したとしても「●●●●●に電話して聞いたのですが、」と答えるのとでは説得力にはだいぶ差がつきます。ネットで調べた知識よりも格段に信憑性もあがります。

2度目のカンヌ日本代表

その結果、GOLDを受賞し日本代表に選出していただくことができました。

プレゼン後、結果を伝える電話があるとのことで、カフェで谷脇と待っていました。しかし想定していた時間を1時間過ぎても電話は鳴らず。

諦めて解散し、絶望しながら駅に着いたところで事務局の方から電話が。

文字通り、改札口で泣き崩れました。あんなに嬉し泣きすることは人生で何回もないと思います。

「これで勝てなかったら業界から消すぞ!(冗談)と審査員の方が仰っています。」

「はいいいいいい!!!!ありがとうございますうううう!!!!(これパワハラだよな???)」

以上です。カンヌ本選がんばります!

関谷“ANHELO”拓巳
TBWA\HAKUHODO アクティベーションプラナー/コピーライター

1989年栃木県生まれ。東北大学大学院卒業後、2014年博報堂へ入社。
2017年よりTBWA\HAKUHODOへ出向。
受賞歴:2016年ヤングカンヌPR部門日本代表、2017年ヤングスパイクスPR部門日本代表/本選GOLD、2019年ヤングカンヌPR部門日本代表、2017年販促会議コンペティション 審査員個人賞/協賛企業賞、2018年Metro Ad Creative Award メトロアド賞、2018年Date FM ラジオCMコピーコンテスト 佳作。

 

谷脇太郎
博報堂 アクティベーションプラナー/コピーライター

1991年愛媛県生まれ。一橋大学卒業後、2014年博報堂へ入社。
受賞歴:2016年ヤングカンヌPR部門日本代表、2017年ヤングスパイクスPR部門日本代表/本選GOLD、2018年ヤングスパイクスDESIGN部門日本代表/本選GOLD、2019年ヤングカンヌPR部門日本代表。

 

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